月刊
臨床精神薬理 第24巻06号
2021年06月
《今月の特集:向精神薬のさまざまな剤型の可能性について再考する》
剤型の違いによる薬剤の特性と精神科臨床における今後の可能性を考える特集!!
剤型が異なれば飲み心地も異なり、薬物動態も異なるため効果や有害事象で変化が得られる。本特集では、向精神薬について、口腔内崩壊錠、内用液、散剤、徐放剤、短時間作用型筋注製剤、持効性注射剤、舌下剤、貼付剤、合剤、坐剤、点鼻薬といったさまざまな剤型の意義と今後の臨床における可能性について再考した。
ISBN:978-4-7911-5284-1
【展望】
【特集】向精神薬のさまざまな剤型の可能性について再考する
- 精神科臨床における口腔内崩壊錠の意義
八田耕太郎
- 精神科疾患における内用液の意義
住吉 秋次
- 散剤の向精神薬の特性と有用性
高信 径介,石川 修平
- 精神科で使用される徐放剤の特徴
清水 敏幸,木下 利彦,嶽北 佳輝
- 向精神薬の筋注製剤(短時間作用型筋注製剤)
渡邉 純蔵
- 統合失調症の再発予防における異なる試験デザインを加味した持効性抗精神病薬の可能性
黒川 駿哉,岸本泰士郎
- 成人統合失調症患者の急性期治療におけるアセナピン舌下錠の最新のエビデンス:系統的レビューとネットワークメタ解析の結果から
佐久間健二,波多野正和,岸 太郎 他
- 精神科臨床における貼付剤の意義
渡膕衡一郎
- 向精神薬の合剤の可能性について
佐藤 葵,佐藤 由英,古郡 規雄 他
- 老年医療における向精神薬坐剤の可能性について
関本 裕美,山下 大輔
- 精神疾患治療における点鼻薬の有用性
石渡小百合,功刀 浩
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第20回
Letters to the editor
- 統合失調症の解体症状に対するlurasidoneの効果をめぐって
宮本 聖也
新薬紹介
- 最強の注意欠如・多動症治療薬,lisdexamfetamineの開発物語
村﨑 光邦