月刊
臨床精神薬理 第25巻01号
2022年01月
《今月の特集:血中濃度測定の臨床的意義と臨床応用》
血中薬物濃度測定の現状と今後の可能性について考える特集!!
治療薬物モニタリング(TDM)で血中の薬物濃度を測定することの臨床的意義と今後の臨床応用の可能性について、抗精神病薬、抗うつ薬、抗てんかん薬、気分安定薬の観点から解説し、薬の飲み合わせや遺伝子多型による血中濃度への影響、肝・腎・心機能障害時や妊娠時の測定、そして乳汁中薬物濃度や血中濃度測定にまつわる疑問点についても概説した。
ISBN:978-4-7911-5291-9
【展望】
- 精神科領域におけるTDMの展望
古郡 規雄,下田 和孝
【特集】血中濃度測定の臨床的意義と臨床応用
- 抗精神病薬血中濃度測定の臨床的意義と臨床応用─Clozapine 治療の最適化を目指して
矢田 勇慈
- 抗うつ薬の血中濃度測定は有益なツールとなり得るのか?
有波 浩,福井 直樹
- 新規抗てんかん薬のTDM
佐古 兼一,猪爪 信夫
- 血中濃度からみた気分安定薬の処方時の注意点
肥田 裕丈
- 向精神薬の血中濃度に影響する、注意すべき薬の飲み合わせ
𠮷見 陽
- 日本人において注意すべき遺伝子多型
森田 幸代
- 代謝物の血中濃度測定に臨床的意義はあるのか?
石川 修平
- 特殊病態時における血中濃度測定の有用性
鬼木健太郎,猿渡 淳二
- 血中濃度以外の指標──乳汁中薬物濃度と向精神薬の関連性
西村あや子
- 血中濃度測定にまつわる疑問点
赤嶺由美子
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第27回
向精神薬の等価換算
第28回
- 新規抗精神病薬の等価換算(その8):brexpiprazole
稲垣 中,稲田 俊也