月刊
臨床精神薬理 第25巻11号
2022年11月
《今月の特集:薬物療法についてどのように当事者に説明すればよいのだろうか》
薬物療法について当事者にどのように説明するかを解説した日常臨床にすぐ役立つ特集!!
日常臨床で共同意思決定(Shared Decision Making)の導入が望ましいとされる中で薬物療法を始めるに際して当事者に説明することの重要性を展望し、統合失調症・うつ病・双極性障害・不安症・アルツハイマー型認知症・ADHD・アルコール依存症・てんかんの治療薬、そして頓服薬の処方についてエキスパートたちが実際どのように説明しているのかを詳しく紹介する。
ISBN:978-4-7911-5301-5
【展望】
【特集】薬物療法についてどのように当事者に説明すればよいのだろうか
- 統合失調症における抗精神病薬治療の際の共同意思決定(Shared Decision Making : SDM)の導入について
島本優太郎,嶽北 佳輝
- うつ病における薬物療法の説明
櫻井 準
- 双極性障害の薬物療法を当事者にどのように説明するか?
武島 稔
- 不安症患者および家族に対するSDMを見据えた薬物療法についての説明:SSRIおよび抗不安薬を中心に
藤田 浩司,塩入 俊樹
- 不眠症における睡眠薬治療
高江洲義和
- アルツハイマー型認知症患者と家族に対する認知症治療薬投与時の説明
數井 裕光
- 子どもとともにADHDの薬物療法を行っていくために
箱島 有輝,宇佐美政英
- アルコール依存症に対する薬物療法(断酒補助薬、飲酒量軽減薬、嫌酒薬)の説明
宮田 久嗣
- てんかんに対する抗てんかん薬治療
茂木 太一,渡邉 雅子
- 頓服薬についての意思決定で考慮すべきこと
市橋 香代
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第37回
症例報告
- 抗うつ薬による低Na血症を繰り返した後、vortioxetineが有用であった老年期うつ病の1例
直野 久雄,武田龍一郎,槙 英俊 他