月刊
臨床精神薬理 第26巻01号
2023年01月
《今月の特集:遅発性ジスキネジア治療の新たな展開——新規治療薬valbenazine》
遅発性ジスキネジア治療の現状と、新規治療薬バルベナジンについて詳細に解説した特集!!
遅発性ジスキネジアは抗精神病薬による副作用の中で最も難治で患者のQOLにも多大な影響を及ぼす。本特集では、遅発性ジスキネジア治療の歴史と今後について展望し、その診断や病態メカニズム、患者QOLへの影響、国内外のガイドラインについて解説する。また、6月に上市された新規治療薬バルベナジンについて、その薬理作用や国内外の臨床試験成績を紹介した。
ISBN:978-4-7911-5303-9
【展望】
- 遅発性ジスキネジアの治療に関する最近の話題と新たな展開
稲田 俊也,山本 暢朋
【特集】遅発性ジスキネジア治療の新たな展開——新規治療薬valbenazine
- 遅発性ジスキネジアの診断のための心得とコツ
堀口 淳
- 不随意運動の病態メカニズム
冨山 誠彦
- 遅発性ジスキネジアの病態仮説
金原 信久,伊豫 雅臣
- 遅発性ジスキネジアとQOL──統合失調症薬物治療ガイドライン委員の経験から
佐々木 剛
- 遅発性ジスキネジアに関するガイドライン
坪井 貴嗣
- Valbenazineの薬理・薬物動態プロファイル
阿部 倫一,渡邉 裕美
- Valbenazineの海外臨床試験成績レビュー
楠戸 惠介,竹内 啓善
- Valbenazineの国内第II/III相試験の紹介
渡膕衡一郎
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第39回
原著論文
- Vortioxetineの有用性と,就労者への影響
沖野 和麿,富岡 大,太田佐保子 他
- 後方視的調査によるsuvorexantからlemborexantへスイッチングによる長期間投与の有用性
沖野 和麿,鈴木 洋久,近藤 精二 他