月刊
臨床精神薬理 第26巻12号
2023年12月
《今月の特集:薬物使用障害の現状と治療》
薬物使用障害(依存・嗜癖)の現状とその治療について詳細に解説!!
診断基準や治療理念(ハームリダクション)が変化しつつある薬物使用障害(依存・嗜癖)の現状と治療についての特集。薬理学的な基礎知識、法的には規制されない処方薬・OTC医薬品・個人輸入医薬品による使用障害やアルコール使用障害の治療、調剤薬局における処方薬依存への留意点、オピオイドやベンゾジアゼピン使用障害の現状と対策、わが国の大麻政策の現状と課題について、第一線の専門家が解説した。
ISBN:978-4-7911-5314-5
【展望】
- 薬物使用障害の診断,治療のこれまでとこれから
齋藤 利和,白坂 知彦
【特集】薬物使用障害の現状と治療
- 依存性薬物の薬理学的な基礎基礎知識
舩田 正彦
- 処方薬,OTC医薬品,個人輸入医薬品による使用障害の現状と課題──疫学的観点から
宇佐美貴士,松本 俊彦
- 処方薬や市販薬の使用障害の治療はどうするのか?
成瀬 暢也
- 薬物使用障害治療プログラムにおける薬物療法の役割
小林 桜児
- アルコール使用障害の治療概要と薬物療法の役割
湯本 洋介
- 調剤薬局における処方薬依存への留意点
黒沢 雅広
- オピオイド鎮痛薬の不適切使用の現状と対策
山口 重樹,櫻井 秀嵩,山中恵里子 他
- ベンゾジアゼピン使用障害の現状と対策
稲田 健
- わが国の大麻政策の現状と課題
松本 俊彦
<総説>片頭痛診療における鎮痛薬乱用とその治療
井上 悟
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第50回