月刊
臨床精神薬理 第27巻02号
2024年02月
《今月の特集:向精神薬の耐性と離脱》
向精神薬の耐性と離脱についてのエビデンスをまとめた、今すぐ臨床に役立つ特集!!
薬剤における耐性とは、使用とともに効果発現のために必要な用量が増加することであり、離脱とは、使用の中断により症状が再燃する、もしくは新たな症状が出現することである。本特集では、向精神薬(抗精神病薬、抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系薬剤、リチウム、抗てんかん発作薬、抗認知症薬、中枢神経刺激薬、抗コリン薬)の耐性と離脱について、第一線の専門家が最新のエビデンスをまとめた。
ISBN:978-4-7911-5316-9
【展望】
- 向精神薬の耐性と離脱症状,減量・中止時の離脱症状への対応
吉尾 隆
【特集】向精神薬の耐性と離脱
- 抗精神病薬の耐性と離脱
下村雄太郎,竹内 啓善
- 抗うつ薬の「離脱症候群」
渡邊衡一郎
- ベンゾジアゼピン系薬剤の耐性と離脱
松井健太郎
- リチウムの耐性と離脱症状
寺尾 岳
- 抗てんかん発作薬の耐性と離脱
原 広一郎,粕谷 英暢,加瀨 亜衣 他
- 抗認知症薬の耐性と離脱
田中 稔久
- 中枢神経刺激薬(methylphenidate,modafinil,lisdexamfetamine)の乱用,依存,離脱
河邉憲太郎
- 中枢性抗コリン薬の耐性と離脱
楠戸 惠介,竹内 啓善
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第52回
原著論文
- 精神科病院療養病棟における遅発性ジスキネジアの横断的研究
柘野 佑太,小山 健斗,小澤 千紗 他