月刊
臨床精神薬理 第27巻04号
2024年04月
《今月の特集:Measurement Based Careのススメ——忙しい臨床で評価するには》
精神疾患の症状・重症度を評価尺度により判定しどのように臨床に活用するかを解説した特集
Measurement Based Careとは、診断・治療における評価尺度に基づいた実践のことである。本特集では、精神科の日常臨床において有用な尺度を、各精神疾患(統合失調症、うつ病、双極症、強迫症、全般不安症、社交不安症、ADHD、認知症、不眠症、過眠症)、認知機能、社会機能の評価について第一線の専門家が解説した。
ISBN:978-4-7911-5318-3
【展望】
- Measurement-Based Careの重要性
村瀬 雄士,越川 陽介,加藤 正樹
【特集】Measurement Based Careのススメ——忙しい臨床で評価するには
- 日常臨床で使用できる統合失調症の評価尺度
竹内 啓善
- うつ病におけるMeaserement Based Care(MBC)を実践しやすくするには
渡邊衡一郎,渡邊 雅子
- 双極症におけるMeaserement Based Care
松尾 幸治
- 治療に繋がる強迫症の評価尺度の使い方
渡辺 杏里,山出 健博
- Measerement Based Careの重要性:全般不安症
塩入 俊樹
- 社交不安症の評価に有用な尺度
藤井 泰,朝倉 聡
- 注意欠如・多動症(ADHD)におけるMeaserement Based Care
岡田 俊
- 認知症のスクリーニングで行われる認知機能検査
太田 深秀,新井 哲明
- 不眠症治療におけるMeaserement Based Care
比江嶋啓至,小曽根基裕
- 過眠症診療における尺度の活用
松井健太郎
- 日常臨床で認知機能評価をするために知っておきたいこと
菅原 裕子,堀 輝
- 精神科における社会機能の評価法
末吉 一貴,住吉 太幹
- <総説>うつ病の認知機能障害に関する動向:臨床的意義と評価法
住吉 太幹,大澤 壮登,星野 竜也 他
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第54回