月刊
臨床精神薬理 第27巻06号
2024年06月
《今月の特集:統合失調症のさまざまな病態にどう対応するか》
統合失調症の臨床において重要なさまざまな病態・病像に対する薬物治療を考える特集
統合失調症の臨床で遭遇するさまざまな病態(陰性症状・認知機能障害・抑うつ・カタトニア・精神運動興奮・多飲症と水中毒・自殺)や病像(早期発症(小児期発症)・初回エピソード・ドパミン過感受性精神病)に対する薬物治療のエビデンスやポイントを第一線のエキスパートが解説した。
ISBN:978-4-7911-5320-6
【展望】
- 統合失調症の神経認知機能および社会認知機能の障害と陰性症状
橋本 直樹
【特集】統合失調症のさまざまな病態にどう対応するか
- 統合失調症の陰性症状への薬物療法
大矢 一登,岩田 仲生
- 統合失調症における認知機能障害の薬物治療
大井 一高
- 統合失調症における抑うつの薬物治療
三浦 至
- 統合失調症におけるカタトニアの治療
越智紳一郎,伊賀 淳一
- 統合失調症における精神運動興奮(焦燥)の薬物治療
慕 忻桐,竹内 啓善
- 統合失調症における多飲症・水中毒と抗精神病薬
佐久間睦貴,竹内 啓善
- 統合失調症における自殺と抗精神病薬——クロザピンを中心に
井上 佳祐,河西 千秋
- 早期発症統合失調症の薬物療法
廣内 千晶,藤田 純一
- 初回エピソード精神病の薬物治療
岸 太郎,佐久間健二,岩田 仲生
- ドパミン過感受性精神病の診断と薬物療法
金原 信久,伊豫 雅臣
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第56回
症例報告
- 統合失調症薬物療法における抗精神病薬の合理的多剤併用療法の試み
助川 鶴平