月刊
臨床精神薬理 第27巻12号
2024年12月
《今月の特集:精神科疾患に対する向精神薬のオフラベル使用を考える》
向精神薬のオフラベル(保険適応外)使用について整理・検討する特集
薬物治療において向精神薬の保険適応外(オフラベル)使用が検討されることがある。オフラベルといっても、本邦で治験は行われていないものの比較的確立されたエビデンスがあるものから、症例報告レベルのものまで様々である。本特集では、精神科疾患の治療に関するエキスパートに、オフラベル使用の現状と留意すべき点について丁寧に整理していただいた。なお、本特集はオフラベル使用を推奨するものではなく、あくまでもオフラベル使用を客観的に整理・検討する目的で企画されたものである。
ISBN:978-4-7911-5326-8
【展望】
- 日本における精神科領域での適応外(オフラベル)使用の現状
仙波 純一
【特集】精神科疾患に対する向精神薬のオフラベル使用を考える
- 精神科領域におけるオフラベル使用で留意すべき点
半田 智成,古郡 規雄
- 統合失調症治療におけるオフラベル使用を考える
大矢 一登
- うつ病治療におけるオフラベル使用を考える
丸木 拓,大石 和史,坪井 貴嗣
- 双極症治療におけるオフラベル処方を考える
田中 優樹,高橋 愛,舩槻 紀也 他
- 不安症治療におけるオフラベル使用を考える
大坪 天平
- 強迫性障害治療におけるオフラベル使用を考える
阿部 能成
- 認知症治療におけるオフラベル使用を考える
前嶋 仁,馬場 元
- てんかん治療におけるオフラベル使用を考える
平田 幸子,渡邊さつき
- せん妄の予防と治療における薬剤のオフラベル使用
倉持 信,久保 馨彦,竹内 啓善
- 物質関連障害に対する薬物療法とオフラベルユースについて
沖田 恭治
- 神経発達症群の治療におけるオフラベル使用を考える
野村 健介
- 主として成人にみられる精神疾患の治療薬を小児に使用する際の留意点
岡田 俊
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第62回