「死にたい」子どもたちと向き合う11のポイント
児童精神科の現場から伝えたいこと
子どもたちの大切な命を守るためにできることは何か——。近年の10代の死因の第1位は「自殺」という痛ましい現実がある。子どもに関わる大人たちは、子どもをめぐる生きづらい状況を知り、適切な対策や支援をしていく必要がある。子どものさまざまな「死にたい」に対してどのように考え、対応していけばいいのか。児童精神科医である著者が、子どもの10の事例を示しながら検討する。「死にたい気持ち」を理解する11の気づきポイントを、学問的情報を盛り込みながら解説し、さらに自殺念慮に向き合うコツや、自殺予防の取り組みについて伝える。医療、教育、福祉関係などさまざまな職種ですぐに生かせる内容。子どもに関わるすべての支援者の必携書。
河邉憲太郎 著
定価 1,980 円(本体1,800円 + 税) A5判 並製 148頁
ISBN978-4-7911-1143-5〔2024〕
Contents
第1章 こんな子どもたちはいませんか? 日常で出会う「死にたい」子どもたち ―10のお話―
第2章 「死にたい気持ち」を理解する11の気づきポイント
第3章 「死にたい」子どもたちを支援する試み(対策・予防)
第4章 「死にたい」を乗り越え大人になった少女
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