現代精神薬理学の軌跡
日本における精神薬理学の第一人者、村崎光邦氏の珠玉の論集。日本の精神薬理学界に計りしれない貢献をしつづけてきた村崎氏が『神経精神薬理』『精神科治療学』『臨床精神薬理』の三誌に執筆した38の主要論文を一挙収載。特に、最近日本で認可されたSSRI、SNRI、SDA等の各新規向精神薬の基礎と臨床が満載。まさにわが国の精神薬理学の歴史と進歩の濃縮版といえる論文集。
村崎光邦著
定価
15,400 円(本体14,000円 + 税) B5判 並製函入 636頁
ISBN978-4-7911-0471-0〔2002〕
Contents
ベンゾジアゼピン系薬剤と抗けいれん効果
[神経精神薬理 第2巻1号 37―53]
てんかん性もうろう状態
[神経精神薬理 第7巻2号 93―104]
うつ病治療におけるMAO阻害薬復活の可能性
[神経精神薬理 第11巻10号 763―779]
非ベンゾジアゼピン系抗不安薬
[精神科治療学 第5巻1号 25―43]
抗うつ薬による錐体外路症状
[精神科治療学 第6巻1号 47―52]
ベンゾジアゼピン受容体に作用しない抗不安薬
[神経精神薬理 第13巻2号 173―177]
1990年代の新しい向精神薬一覧
[神経精神薬理 第13巻2号 214―225]
成人のStatus Epilepticusの治療
[神経精神薬理 第13巻8号 643―650]
精神運動興奮の薬物療法
[神経精神薬理 第14巻2号 85―93]
Benzodiapine受容体作動性新規睡眠薬zolpidemのヒト記憶機能に及ぼす影響
-triazolam,nitrazepamを対照とした二重盲検比較試験-
[
神経精神薬理 第15巻6号 375―389]
てんかんの重積状態の治療
[
精神科治療学 第8巻7号 771―782]
SSRIとうつ病
[神経精神薬理 第17巻4号 239―255]
抗不安薬,睡眠薬の薬物相互作用
-特にbenzodiazepine系薬物を中心として-
[精神科治療学 第10巻7号 743―756]
新規睡眠薬の開発
[神経精神薬理 第18巻2号 123―133]
非定型抗精神病薬Risperidone
[神経精神薬理 第18巻8号 601―612]
選択的セロトニン再取り込み阻害薬塩酸セルトラリンのうつ病およびうつ状態に対する臨床評価
-塩酸イミプラミンを対照薬とした用量設定試験-
[神経精神薬理 第19巻6号 505―527]
うつ病治療におけるMAO阻害薬の役割
[神経精神薬理 第19巻7号 685―700]
新しい精神科薬物治療の展開
-新規向精神薬の開発を通して-
[臨床精神薬理 第1巻1号 5―22]
Tandospironeの基礎と臨床
[臨床精神薬理 第1巻1号 81―92]
選択的セロトニン再取り込み阻害薬SME3110(fluvoxamine maleate)のうつ病,
うつ状態に対する前期臨床第〓相試験
[臨床精神薬理 第1巻2号 185―198]
SNRI開発の現状
[臨床精神薬理 第1巻4号 419―430]
躁うつ病圏の薬物療法の実際
[精神科治療学 第13巻5号 557―565]
睡眠薬の薬物相互作用
[臨床精神薬理 第1巻12号 1309―1327]
SSRIへの期待
[臨床精神薬理 第2巻7号 691―710]
Fluvoxamineの基礎と臨床
[臨床精神薬理 第2巻7号 763―776]
強迫性障害と抗不安薬(Benzodiazepineと5―HT1A agonist)
[臨床精神薬理 第2巻11号 1211―1216]
Sulpiride
[臨床精神薬理 第3巻1号 85―94]
Milnacipranの基礎と臨床
[臨床精神薬理 第3巻4号 363―380]
Quanzepamの基礎と臨床
[臨床精神薬理 第3巻6号 575―590]
Paroxetineの基礎と臨床
[臨床精神薬理 第3巻9号 949―974]
わが国における向精神薬の現状と展望-21世紀を目指して
[臨床精神薬理 第4巻1号 3―27]
精神分裂病に対するフマル酸クエチアピンの臨床評価
-Haloperidolを対照薬とした二重盲検比較調査
[臨床精神薬理 第4巻1号 127―155]
Quetiapineの基礎と臨床
[臨床精神薬理 第4巻5号 657―680]
睡眠薬開発の歴史と展望
[臨床精神薬理 第4巻増刊号 9―23]
Zolpidemの基礎と臨床
[臨床精神薬理 第4巻増刊号 147―169]
Perospironeの基礎と臨床
[臨床精神薬理 第4巻6号 849―868]
Olanzapineの基礎と臨床
[臨床精神薬理 第4巻7号 957―996]
向精神薬開発の経験と今後の展望
[臨床精神薬理 第4巻8号 1133―1150]
関連書