本書は、医師‐患者関係を改善することによって、いかに薬物療法の効果を高めることができるかについて論じている。例えば、面接の仕方から、服薬維持を高める治療関係のつくり方、他の治療を併用する場合の留意事項、転移・逆転移の問題まで、豊富な症例を交え、極めて実践的立場から薬物療法のあり方を論じており、今日、薬物療法を行なっている医師にとって必読の書と言ってよい。
A.タスマン、M.B.リーバ、 K.R.シルク著 江畑敬介、佐藤洋子訳
定価
2,970 円(本体2,700円 + 税) 四六判 並製 276頁
ISBN978-4-7911-0532-8〔2004〕