みんなで進める精神科在宅診療
その考え方と実践例
入院・外来治療が中心の精神科医療において、近年、保険診療上の問題が解決され在宅診療も可能となり、実施する医療機関も増えてきている。生活状況を見ることができる在宅診療は、入院・外来治療より的確な治療が可能となることも多く、また、通院困難・拒否、受診拒否のケースへのアプローチとして極めて有用である。本書は、精神科患者への在宅診療の臨床的意義や技法をわかりやすく解説するとともに、様々なケースを示し、保健、医療、福祉機関との連携による、有効なアプローチ、治療、支援を探る。精神科在宅医療に携わるすべての方へ!
江畑敬介 著
定価 1,760 円(本体1,600円 + 税) 四六判 並製 128頁
ISBN978-4-7911-1150-3〔2025〕
Contents
第1章 病院中心主義の時代の終焉
第2章 ファインスタインの「臨床判断」から見た精神科在宅診療の特徴
第3章 精神科在宅診療を支える3つの臨床理念
第4章 病識が欠如し治療を拒否する患者への対応
第5章 在宅診療の進め方
第6章 事例紹介
第7章 精神科在宅診療の有用性と限界
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