本書は、意思とは無関係に生じる侵入的な思考が心理的障害に果たす役割について論じた初の書である。侵入思考が、強迫性障害、外傷後ストレス障害、うつ病、全般性不安障害、不眠症など、数多くの心理的障害の重要な認知的特徴であることを示すエビデンスが得られつつあるいま、本書は、今後研究の進展が予想されるこの分野への扉を開くものである。
D.A.クラーク著 丹野義彦訳・監訳 杉浦義典他訳
定価
3,080 円(本体2,800円 + 税) 四六判 上製 396頁
ISBN978-4-7911-0610-3〔2006〕