オランザピンは陽性症状や陰性症状への効果、認知機能の改善、錐体外路症状や遅発性ジスキネジア、プロラクチン血症をきたしにくいというユニークな特徴をもち、いまや統合失調症の主要な治療薬として広く使用されている。また1日1回投与、飲み心地が良いことから、コンプライアンスに問題のあるケースにも適した薬である。忍容性も高く、口腔内壊錠もあり、従来は期待できなかった有用性と利便性を臨床現場にもたらす。「臨床精神薬理」誌に連載された好評シリーズ『オランザピンを使いこなす』(全8回)をもとに、治療困難例、高用量治療の2章を新たに加えた。オランザピンの真価を知り、処方上の注意点を網羅した実践の書 !
藤井康男編
定価
3,080 円(本体2,800円 + 税) A5判 並製 192頁
ISBN978-4-7911-0627-1〔2007〕