幸せをよぶ法則
楽観性のポジティブ心理学
「もっと幸せになろうとするのはやめなさい」と著者は言います。幸せになろうと考えないで幸せになる方法とは……?
本書では、楽観性が幸せの鍵になると提唱。楽観的な人にとっても悲観的な人にとっても役に立つ、より良く生きるためのヒントがいっぱい込められた一冊です。
スーザン・C・セガストローム 著、島井哲志 監訳 荒井まゆみ 訳
定価
2,860 円(本体2,600円 + 税) 四六判 上製 416頁
ISBN978-4-7911-0662-2〔2008〕
Contents
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- 序章 もっと幸せになろうとするのはやめなさい
- テレビを消しなさい/不幸せな大富豪/私が幸せだからって憎まないで
- 第1章 まだ半分、もう半分、それとも、洗われる必要のあるコップ?――楽観的な性格
- ポリアンナか、イーヨーか(それとも両方)?/1千万ドルの質問/極めて短い楽観性の歴史/楽観性の真相に迫る/幸せになること以上に善くなること/快楽のトレッドミルから降りる
- 第2章 根気本能――楽観的な人と目標
- 楽観的な性格をテストする/根気本能、成功、幸せ/根気本能、実社会で作動中/到着するまでが楽しみの半分……そのわけ/日常生活における楽観性――自己成就的予言/困難な状況になると、楽観的な人間が前進する
- 第3章 将来のための構築(そして再構築)――楽観的な人と資源
- コップをいっぱいにする/持つか持たないか――レイヨウ、ヒヒ、人間、そして彼らの資源/資源の利用――資源拡張の青写真/資源の喪失――楽観的な人はいかに脅威と喪失に対処するか/死を超越する/悲嘆による成長
- 第4章 一緒で幸せ――楽観的な人と人間関係
- 動く標的――目標と資源としての他者/近所に引っ越して来たら?――楽観性と友人関係/人気者で楽観的な友人は、あなたをより魅力的な人間にする/友情銀行の利用/向上のための感化
- 第5章 痛し痒し――楽観的な人間と健康
- つながりを持たせる/楽観性、身体化される/もう一方の事実/楽観性は免疫を抑制しうるのか?/孤独なランナー/楽観性と健康――エネルギーの危機?
- 第6章 すべて善、特に悪いことは――楽観的な人の脆弱性
- バラ色のメガネが視覚を歪める?/最善のために最悪を予期する――防衛的悲観性/キリギリスがアリよりも賢く見えるとき/苦労することを学ぶ……それとも全くやらないか/目標vs目標――それでも勝てるか?
- 第7章 生まれか育ちか?――楽観的気質の再検討
- 周りの環境――楽観性の文化/Will(意志)とGrace(恩恵)――楽観性への2つの道/新型楽観的な人――楽観的家族/あなたが創造する世界――ボトムアップによる楽観性/楽観性ダイナモ
- 第8章 楽観主義を実行する――楽観的な人間、悲観的な人間、そして変化の可能性
- 楽観的に考える習慣/イーヨーのための楽観性/人生を変えれば、考えも変わる/内発的動機に通じる/日々の資源増加/1日の再建
- 終章 自分から楽観的だと認めたくない人間の告白
関連書