ポジティブ精神医学の活用
10年後の精神医療はこうして変わる!
ポジティブ精神医学とは人々の健康と幸福を追究する科学と実践である。目指すべきはリカバリーとトラウマ後の成長,疾患の一次予防と健康増進,人生100年時代を視野に入れた上手な加齢,地域の活性化や健康経営など幅広い。そこで,ポジティブ精神医学がもたらすウェルビーイングの向上について豊富な臨床経験に基づき概観。原因究明・問題解決視点に偏りすぎた現代社会に一石を投じ,ポジティブ視点で治療効果を高め,ウェルビーイングを強化するコツを紹介する。ウェルビーイング実践プログラムの具体例,病院・クリニックの外来や教育現場での活用法など事例が満載。人々の人生と社会をより豊かにするために,精神医療が目指すべき未来を展望する意欲作。
須賀英道 著
定価 2,970 円(本体2,700円 + 税) A5判 並製 200頁
ISBN978-4-7911-1024-7〔2019〕
Contents
第1部 ウェルビーイングの目覚め
第1章 ウェルビーイング視点のきっかけ
第2章 ウェルビーイング思考とは
第3章 健康とは何か ウェルビーイング視点から
第4章 教育でのウェルビーイングの試み ポジティブサイコロジー理論へ
第5章 ウェルビーイング実践プログラムの作成へ
第2部 ウェルビーイング実践プログラム
第6章 ウェルビーイング実践プログラムの解説
第7章 ウェルビーイング実践プログラムの臨床活用
第8章 ウェルビーイング視点によるモチベーション向上
第3部 ポジティブ精神医学の幕開け
第9章 ポジティブ精神医学とは
第10章 ポジティブ精神医学の今後の発展性
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