承認時にリスペリドンとの比較試験を行ったブロナンセリンは、ドパミンD2受容体遮断がセロトニン2A受容体遮断より強く、いわゆるDSA(ドーパミン・セロトニン・アンタゴニスト)に分類される。またEPS、体重増加、過鎮静、起立性低血圧等の副作用が少ないという特徴をもつ。こうした優れた特性が実臨床にどのように反映されるのか、100例以上の症例報告を通して、初発急性期から再発・再燃、他剤からの切り替え、慢性期・維持期、アドヒアランス改善、副作用回避など、ブロナンセリンの特徴を満遍なく紹介し、その真価に迫る!
村崎光邦 編
定価
3,080 円(本体2,800円 + 税) B5判 並製 340頁
ISBN978-4-7911-0711-7〔2009〕