今後、維持治療における持効性注射製剤の重要性はますます高まってくる。本書は、第二世代抗精神病薬として初の持効性注射製剤RLAI(Risperidone Long Acting Injection)について、技術的特徴、臨床面での有効性、臨床試験のデータを余すところなく紹介する。RLAIは、患者さんとのより良い関係を築き、アドヒアランス向上、モニター上で有用であり、耐容性はきわめて高く、安全性は経口剤と同じ、副作用のリスクは低くなっている。注射部位の痛みもほとんどないため、長期的な統合失調症患者の治療における有用性が期待される。
「臨床精神薬理」誌掲載のRLAI特集号をもとに、治験論文と症例報告、座談会を掲載し、RLAIの全貌を明らかにし、その真価に迫る実践の書!
村崎光邦 編
定価 3,080 円(本体2,800円 + 税) B5判 並製 184頁
ISBN978-4-7911-0712-4〔2009〕