境界性パーソナリティ障害 サバイバル・ガイド
BPDとともに生きるうえで知っておくべきこと
BPD(境界性パーソナリティ障害)をもつ人は、激しい情緒不安を抱え、人間関係にも苦しんでいることが多い。本書はBPDの入門書として、BPDに関する最新の情報をもとに、その全体像、複雑な要因、BPDがもたらす混乱について丁寧に解説し、弁証法的行動療法をはじめとする多くの治療法や役立つ対処法を紹介する。さまざまなエピソード(症例)が随所にちりばめられており、BPDをもつ人やその周囲にいる人が病気を正しく理解し、不安を軽減させることにも役立つ価値のある入門書である。
アレクサンダー・L・チャップマン、
キム・L・グラッツ 著
荒井秀樹 監訳
本多篤、
岩渕愛、
岩渕デボラ 訳
定価 2,640 円(本体2,400円 + 税) 四六判 並製 384頁
ISBN978-4-7911-0727-8〔2009〕
Contents
Part 1 境界性パーソナリティ障害とは?
第1章 境界性パーソナリティ障害とは?
第2章 境界性パーソナリティ障害——いわれていることは本当に正しいのか
第3章 境界性パーソナリティ障害の原因は何か
第4章 境界性パーソナリティ障害は治るのか
第5章 境界性パーソナリティ障害によくある問題
第6章 自殺行動と意図的な自傷行動
Part 2 境界性パーソナリティ障害のためにできること
第7章 境界性パーソナリティ障害の情報、治療法、 治療者の探し方
第8章 弁証法的行動療法
第9章 メンタライゼーションに基づく治療(MBT)
第10章 薬物療法
第11章 自殺を考えてしまうとき
第12章 感情への対処法
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