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青年期のこころの発達

ブロスの青年期論とその展開

青年期のこころの発達
児童期から青年期にかけて、私たちは第二次性徴を迎え身体が大きく変わる。その影響を受けながら精神もまた、段階を踏んで成長してゆく。本書ではフロイトの流れを汲みつつ青年期を精緻に講じたピーター・ブロスの精神分析的発達論に基づき、健常、神経症、情緒障碍、知的障碍のこころの発達過程を詳説する。さらに付論で広汎性発達障碍の発達論を根本から見直す。著者独自の図示・ケース提示を多用して、精神分析に慣れない読者にも親しみやすいように工夫を凝らしたユニークな入門書。
山本晃
定価 2,750 円(本体2,500円 + 税) A5判 並製 256頁
ISBN978-4-7911-0744-5〔2010〕
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Contents
はじめに
第1章 「青年期」と「思春期」という言葉について
第2章 「思春期」に対する「青年期」の変化
第3章 「思春期」変化に対する「自我」の適応過程としての「青年期」
第4章 青年期の特徴の1つとしての性的倒錯
第5章 青年期の段階
第6章 児童期
第7章 前青年期
第8章 青年期前期
第9章 青年期中期
第10章 青年期後期
第11章 後青年期
第12章 青年期過程のいくつかの行路
第13章 青年期の葛藤を軽減する可能性
第14章 付論1 相互主観的発達論を目指して
第15章 付論2 エディプス三角をめぐる展開
第16章 付論3 相互主観性の発達
第17章 付論4 分裂機制に関する考察
第18章 付論5 記憶のなかの時代

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