構造的解離:慢性外傷の理解と治療 上巻(基本概念編) (2011) 品切れ
心的外傷は近年ますます複雑化し、治療は決して容易ではない。その慢性の心的外傷性障害の治療理論として全世界で注目を集めているのが、「構造的解離理論」である。本書は、心的外傷を人格構造の解離ととらえ、ジャネ理論を駆使しながら、その治療の実践的手法を論理的かつ具体的に指し示す、二冊本の理論編。多数の症例を交え、心的外傷に苦しむ人々のもつ複雑な症状や病理についての基本的な理解を説く。外傷支援者の必携書。
オノ・ヴァンデアハート、
エラート・R・S・ナイエンフュイス、
キャシー・スティール 著
野間俊一、
岡野憲一郎 監訳
定価 3,850 円(本体3,500円 + 税) A5判 上製 260頁
ISBN978-4-7911-0788-9〔2011〕
Contents
(第一部 人格の構造的解離)
イントロダクション
第1章 人格の構造的解離の基本
第2章 第一次構造的解離─あたかも正常に見える人格部分と情動的な人格部分の原型
第3章 人格の第二次構造的解離
第4章 人格の第三次構造的解離
第5章 構造的解離から見た外傷関連症状
第6章 構造的解離と外傷関連障害のスペクトラム
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