精神科教授の談話室
精神医学は他の科と違い、あいまいさ、矛盾、意外性、個別性を持ち、人間存在に関する哲学的な領域をもっている。科学的根拠を主眼として勉強する学問領域ではない。基礎的な杓子定規の考え方では精神科はやっていけない。本書は、東大独文科出身、異色の精神科教授が、独特の視点と経験から、精神医学から日常の些細な出来事まで、時には切れ味鋭く、時にはほのぼのと語る。人の精神生活に介入する者の教養として、是非聞いておきたい話が満載。精神科教授の談話室へようこそ。
細川清 著
定価 3,080 円(本体2,800円 + 税) A5判 並製 232頁
ISBN978-4-7911-0841-1〔2013〕
Contents
Ⅰ 精神医学とその周辺
Ⅱ 老の臨床
Ⅲ キャンパス乱気流
Ⅳ スポーツ“晴れた日曜日には山へ行こう”
Ⅴ 旅
VI 身辺雑感
VII 講演・講義
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