本書は、臨床精神神経薬理学専門医を新たに取得したり、その領域に関する生涯学習を進める方のために、日本臨床精神神経薬理学会の専門医制度委員会が中心になって企画編集されたものである。臨床精神神経薬理学は、ヒトの精神神経疾患に対する合理的薬物療法を科学的に追求する学問領域である。すなわち、薬物治療の安全性を高め、効果を最大にするために、適切な薬剤を適切な対象群に適切な量および方法で投与するための学問といえる。本書には、臨床精神神経薬理学の基本となる知識が満載されており、専門医取得を目指す若手医師の自己学習ならびにその後の知識の更新や整理にだけでなく、すべての精神科医に有用なものである。2008年の第2版刊行以降、多数の新薬導入と適応追加があり、新知見も相次いだ。これらの進歩を取り入れた改訂第3版。
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