非定型精神病とカタトニア
拒絶と服従から学ぶ症候学
非定型精神病とカタトニアは症候学を学ぶための宝庫である。
「非定型精神病」をライフワークとして挑戦してきた著者が、著しく複雑な精神機能と精神障害を既存の手法から切り離して、リアルな症候学を軸に新しい構造化と治療学への寄与を目的として、非定型精神病とカタトニアについて解説する。
人は追い詰められた時、まず拒絶によって身を守ろうとする。人の原初的反応から、病態を読み解き、治療に生かす新しい症候学の試み!!
中山和彦 著
定価 4,070 円(本体3,700円 + 税) A5判 上製 244頁
ISBN978-4-7911-0933-3〔2016〕
Contents
序 章 敗戦・報告
第Ⅰ章 健康と平和 非定型精神病とカタトニアがその戦場を語る
第Ⅱ章 非定型精神病の臨床
第Ⅲ章 カタトニアの臨床
第Ⅳ章 境界線
第Ⅴ章 振動・波動・周期性の脳科学
第Ⅵ章 てんかんが語る脳内物語
第Ⅶ章 非定型精神病を見極める
第Ⅷ章 独立疾患「非定型精神病」と「カタトニア」 カールバウム症例を通して証明する
第Ⅸ章 新しい歌 性を超えたところで喜びの声をあげる
第Ⅹ章 キュブラー・ロスはモーツァルトのレクイエムを知っていたのか
最終章 スピリチュアル・ケア 非定型精神病とカタトニアの境界線
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