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認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ《電子書籍版》

認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ 《電子書籍版》
かねてより大好評の著者主催のワークショップを完全収録。認知行動療法の基本をしっかり身につけるのに最適。認知行動療法の基本モデルの分かりやすい説明、アセスメントシート活用の紹介、実際のセッションの進め方の解説、参加者を交えた実践的ロールプレイなど、これから認知行動療法を学ぶ人たち、臨床で実践したいという専門家にとってたいへん参考になる教材である。DVD版では本書の基になったワークショップを完全収録。
伊藤絵美 著
データ形式:フィックス(画像形式)
定価 2,640 円(本体2,400円 + 税)

Contents
第1章 認知行動療法の基本モデル

本ワークショップの目的と流れ
講師の自己紹介
「アジェンダ」とは
認知行動療法の起源
認知行動療法の現状
認知行動療法の基礎理論
認知行動療法の基本モデル
基本モデルに沿って体験を理解する
基本モデルの具体例(1)
基本モデルの具体例(2)
基本モデルの具体例(3)
基本モデルの具体例:事例1のYさん
小さな体験を基本モデルに沿って考えてみる
モデルを適用する際の個人差
階層的な認知のモデル─自動思考
自動思考の例
深いレベルの認知
階層的な認知の具体例(1)
埋め合わせ戦略
階層的な認知の具体例(2)
ストレスモデルと認知行動療法
認知行動療法の基本モデルに沿って,ストレス反応を理解する
コーピングとソーシャルサポート
認知系のコーピングと行動系のコーピングを明らかにする
サポート資源を明らかにする
アセスメントシート
アセスメントシートの記入例:事例1のYさん
Yさんのコーピングとサポート資源
アセスメントシートを使って,全体像を理解する
認知行動療法の実施者がモデルに慣れる
第2章 認知行動療法の基本原則

●基本原則1. 常に基本モデルに沿ってクライアントの体験を理解する
●基本原則2. カウンセラーとクライアントはチームを形成し,信頼関係を通じて実証的見地から協同作業を行う→協同的実証主義
●基本原則3. 「今,ここの問題」に焦点を当て,その解決を目指す→問題解決志向
●基本原則4. 心理教育を重視し,クライアント自身が自己治療やセルフカウンセリングができるようになることを目指す。それによって再発を予防する
●基本原則5. 毎セッションおよび初回から終結までの流れを構造化する
●基本原則6. カウンセリングにおける具体的目標を定め,その達成のために多様な技法をパッケージ化して活用する

第3章 認知行動療法の基本スキル

●基本スキル1.双方向的なコミュニケーション
従来のカウンセリングに対する苦情
クライアントの苦情はもっともなことである
認知行動療法のコミュニケーションが目指すこと
気分のよい対話とは
双方向的な対話のコツ
ソクラテス式質問法
ソクラテス式質問法の例
質問によってモチベーションを上げる
双方向的な対話の例
状況を具体的に把握する質問
状況をさらに具体的に把握する質問
イメージを共有できるまで質問を続ける
確認したうえで共感を示す
ここまでのやりとりのポイント
クライアント自身が状況をリアルに想起する意味
来談者中心療法における質問
●基本スキル2.アセスメントと心理教育
認知行動療法におけるアセスメント
認知行動療法における心理教育
うつ病のクライアントに対する心理教育
認知行動療法がクライアントに求めることも心理教育として伝える
協同によるアセスメントと心理教育
アセスメントシートへの記入
アセスメントシートの記入例:事例1のYさん
悪循環を一緒に確認する
アセスメントシートに基づく心理教育
「認知行動療法」についての心理教育
「認知と行動は選択ができる」と説明する
心理教育によってモチベーションを上げる
●基本スキル3.セッションの構造化
認知行動療法における標準的構造化セッション
セッションの構造化の具体例:事例1のYさん
アジェンダの時間配分について
セッションを構造化する目的と効果
クライアント自身が構造化のスキルを身につける
アジェンダ設定が重要
アジェンダ設定の手順
アジェンダを外在化しておく
柔軟にアジェンダを扱う
アジェンダ設定のスキルをクライアントが習得する
アジェンダ設定のポイント
アジェンダ設定のロールプレイ
アジェンダ設定のロールプレイ:各クライアントの紹介
Aさんとのロールプレイ:アジェンダ設定
Bさんとのロールプレイ:アジェンダ設定
Cさんとのロールプレイ:アジェンダ設定
Dさんとのロールプレイ:アジェンダ設定
Eさんとのロールプレイ:アジェンダ設定
●基本スキル4.認知再構成法(狭義の認知療法)
「認知療法=認知再構成法」という誤解
認知再構成法の手順
認知再構成法の実施例
認知再構成法の導入のポイント
カウンセラー自身が認知再構成法を活用する
●基本スキル5.問題解決法
問題解決法の手順と実施例
問題解決法のポイント
認知再構成法と問題解決法の注意点
●基本スキル6.その他の認知行動技法
説明可能な技法を用いる
第4章 認知行動療法カウンセリングの実際─うつ病性障害

事例1の概要
事例1─認知行動療法開始時までの概要
事例1─認知行動療法の概要
事例1─認知行動療法の全体的な経過
認知行動療法の導入期における課題
事例1─初回セッション:経過と現状を聴取する
事例1─認知行動療法に至る経緯と認知行動療法に対するYさんの要望
初回セッションにおけるホームワークの設定
ソクラテス式質問法を有効に活用する
対話を通じて気分や自動思考を同定・評価してもらう
外在化したうえで悪循環を共有する
自己観察課題を具体化する
カウンセリングにおける目標を具体化する
事例1─目標の具体化のプロセス
認知行動療法の実践期における課題
事例1─実践期における技法とセッションの構造
事例1─認知再構成法の実施
事例1─問題解決法の実施
クライアント自身が主体的な問題解決者となる
事例1─問題解決法における対話の例
認知行動療法の仕上げ期における課題
事例1─仕上げ期
終結後の自己治療について計画を立てる
「読書療法」について
事例1─仕上げ期における対話の例
フォローアップについて
第5章 認知行動療法カウンセリングの実際─パニック障害

パニック障害の治療─認知行動療法が第一選択
パニック障害の認知行動療法における7段階
パニック障害の認知行動療法で実際に行われること
パニック障害の認知行動療法のセッション数
事例2の概要
事例2─認知行動療法開始時までの概要
事例2─認知行動療法の概要
事例2の導入期
事例2─初回セッション
事例2─アセスメントのためのヒアリング
パニック障害とその治療についての心理教育2
パニック発作について説明する
パニック障害について説明する
パニック障害に対する認知行動療法について説明する
心理教育を通じてモチベーションを上げていく
事例2の実践期
事例2─実践期:認知再構成法
事例2─実践期:実験計画とその検証
事例2─実践期:リラクセーション法
「実験」がポイント
事例2の仕上げ期とフォローアップ
第6章 まとめの作業

認知行動療法=協同的な問題解決のプロセス
アセスメントシート

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