《第26巻増刊号:神経症性障害の治療ガイドライン》
今日の精神科臨床において接する機会が多いと思われる「パニック障害」「全般性不安障害(GAD)」「社交不安障害(SAD)」「強迫性障害(OCD)」「PTSD」「摂食障害」などの「神経症性障害」に関する治療法を各領域の専門家により詳細に解説。各精神障害に関係する身体的因子、心理社会的因子、パーソナリティなどへの対応も含めた。精神科医のみならず、臨床心理士などのコメディカルの方々にも役立つ1冊。
編集:「精神科治療学」編集委員会 B5判 並製 416頁 通巻302号
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発刊にあたり | 堀川直史 | |||
第 I 章 疾患別項目 | ||||
1. | パニック障害・広場恐怖 | 藤原圭亮,丸田智子,宮本聖也 | ||
2. | 全般性不安障害 | |||
1) | 精神療法:基本的対応,情報提供と心理教育 | 舘野 歩 | ||
2) | 薬物療法:SSRI,SNRI,TCAの効果,使用方法,注意点 | 門倉真人 | ||
3) | 薬物療法:ベンゾジアゼピン系薬剤,その他の抗不安薬の効果,使用法,注意点 | 川村 諭,中山和彦 | ||
4) | 薬物療法:薬物療法の効果不十分であったときの方策・薬物強化療法など | 森田道明 | ||
5) | 併発する精神障害とそのときの治療 | 落合結介,中山和彦 | ||
6) | 治療中止後の再燃・再発 | 川上正憲,中山和彦 | ||
7) | 全体的治療計画 | 宮田久嗣,中山和彦 | ||
3. | 社交不安障害 | 永田利彦,山田 恒 | ||
4. | 特定の恐怖症 | 桑原秀樹,塩入俊樹 | ||
5. | 強迫性障害 | 松永寿人 | ||
6. | 不安障害の認知行動療法 | |||
1) | パニック障害・広場恐怖と全般性不安障害 | 土田英人,多賀千明 | ||
2) | 恐怖症と強迫性障害 | 原井宏明 | ||
7. | 不安障害の力動的精神療法 | |||
1) | パニック障害・広場恐怖と全般性不安障害 | 市田 勝 | ||
2) | 恐怖症と強迫性障害 | 福本 修 | ||
8. | 不安障害の森田療法 | |||
1) | パニック障害・広場恐怖と全般性不安障害 | 中村 敬 | ||
2) | 社交恐怖/対人恐怖症,強迫性障害の森田療法 | 川上正憲,中村 敬 | ||
9. | 急性ストレス反応 | 飛鳥井 望 | ||
10. | 外傷後ストレス障害 | |||
1) | 諸言:対応の基本 | 前田正治 | ||
2) | 心理教育 | 前田正治 | ||
3) | 抗うつ薬による治療 | 大江美佐里 | ||
4) | 新規抗精神病薬などの使用 | 大江美佐里 | ||
5) | 薬物療法:睡眠障害に対する対応 | 土生川光成,前田正治,内村直尚 | ||
6) | 併存精神障害とその対応 | 前田正治 | ||
7) | 複雑性PTSDの治療ケア | 大澤智子 | ||
8) | Resilienceと予防 | 大江美佐里 | ||
9) | ソーシャルワーク支援 | 大岡由佳 | ||
10) | 法的問題とその対応 | 前田正治 | ||
11) | PTSDからの回復 | 前田正治 | ||
11. | 適応障害 | 平島奈津子 | ||
12. | 解離性障害①―解離性昏迷,解離性健忘,解離性遁走― | 兼本浩祐 | ||
13. | 解離性障害②―解離性障害(解離性同一性障害を中心に)の治療ガイドライン― | 大矢 大 | ||
14. | 身体化障害 | 須田史朗,加藤 敏 | ||
15. | 鑑別不能型身体表現性障害 | 堀川直史 | ||
16. | 心気障害 | |||
1) | 心気障害の精神療法 | 林 公輔,古茶大樹 | ||
2) | 薬物療法 | 冨田真幸 | ||
3) | 併発する問題について/全体的治療計画 | 古茶大樹 | ||
17. | 持続性身体表現性疼痛障害,疼痛性障害(慢性疼痛) | 仙波純一 | ||
18. | ストレス関連障害,解離性障害,身体表現性障害の認知行動療法 | |||
1) | 急性ストレス反応,外傷後ストレス障害,適応障害 | 井上和臣 | ||
2) | 「解離性障害」に対する認知行動療法 | 岡本利子,谷 晋二 | ||
3) | 身体表現性障害 | 菊池安希子 | ||
19. | ストレス関連障害,解離性障害,身体表現性障害の力動的精神療法 | |||
1) | 急性ストレス反応,外傷後ストレス障害,適応障害の力動的精神療法 | 宮原研吾 | ||
2) | 解離性障害の力動的精神療法 | 細澤 仁,山崎梨澄 | ||
3) | 身体表現性障害の力動的精神療法 | 岡田暁宜 | ||
20. | 身体表現性障害の森田療法 | 塩路理恵子 | ||
21. | 混合性不安抑うつ障害 | 須田史朗,加藤 敏 | ||
22. | 神経衰弱 | 田中 聡 | ||
23. | 離人・現実感喪失症候群 | 柴山雅俊 | ||
24. | 神経性食思不振症 | |||
1) | 精神療法,薬物療法,併発する精神障害とその時の治療,全体的計画 | 切池信夫 | ||
2) | 食事療法,強制栄養とそのときの心理面への配慮,身体面の管理と治療 | 鈴木(堀田)眞理 | ||
25. | 神経性過食症 | |||
1) | 精神療法,薬物療法,併存症,全体的治療計画 | 鈴木健二 | ||
2) | 身体面の管理と治療 | 鈴木(堀田)眞理 | ||
26. | むちゃ食い障害 | |||
1) | 症状学の要点・他の摂食障害との異同,精神療法,薬物療法,併発する精神障害とそのときの治療,全体的治療計画 | 谷渕由布子 | ||
2) | 身体面の管理と治療 | 鈴木(堀田)眞理 | ||
27. | 摂食障害の認知行動療法 | 中里道子 | ||
28. | 摂食障害の力動的精神療法 | 木村宏之 | ||
29. | 摂食障害の家族療法と家族支援 | 小原千郷 | ||
30. | 機能性身体症候群(FSS) | 宮岡 等,宮地英雄 | ||
31. | 症状評価:自記式検査と症状評価尺度,構造化面接の方法 | |||
1) | 不安障害の症状評価 | 五十嵐友里 | ||
2) | ストレス関連障害 | 大澤香織 | ||
3) | 解離性障害 | 伊藤大輔 | ||
4) | 身体表現性障害 | 松岡紘史 | ||
5) | 摂食障害 | 筒井順子 | ||
32. | これまでの治療ガイドライン | |||
1) | 不安障害 | 古賀聖名子 | ||
2) | ストレス関連障害 | 岸 泰宏 | ||
3) | 摂食障害 | 小牧 元 | ||
第 II 章 症状および発病状況に基づいて分類した病態とその治療 | ||||
1. | 死別反応の治療マネジメント | 疇地道代,廣常秀人 | ||
2. | 小児の死別反応の治療マネジメント | 本田秀夫 | ||
3. | 自殺遺族に対する治療マネジメント | 高橋祥友 | ||
4. | 犯罪被害者・長期間の虐待被害者に対する治療マネジメント | 中島聡美 | ||
5. | 犯罪・虐待被害を受けた小児に対する治療マネジメント | 金重紅美子,本田秀夫 | ||
6. | 事故・災害被害者に対する治療マネジメント | 重村 淳 | ||
7. | 事故・災害被害を受けた小児に対する治療マネジメント | 長尾圭造,柿元真知 | ||
8. | 自殺企図で一般病院救急部を受診した患者に対するマネジメント | 堀川直史 | ||
9. | 通院中の患者が自殺企図をした後に初めて診察するときの精神科主治医の対応 | 松本俊彦 | ||
10. | 通院中の患者の自傷行為を発見したときの精神科主治医の対応 | 松本俊彦 | ||
11. | ひきこもり:本人と家族への対応 | 近藤直司 | ||
12. | 「家庭内暴力」:患者と家族への対応 | 金井 剛 | ||
13. | 重症身体疾患患者(慢性期)の心理的ケア | 堀川直史 | ||
14. | 重症身体疾患患者(急性期)の心理的ケア | 堀川直史 | ||
15. | 医療者の「燃えつき症候群」 | 佐野信也 | ||
16. | 医療者の「二次性外傷性ストレス」 | 佐野信也 | ||
第 III 章 世代別にみた神経症性障害の理解と治療 | ||||
1. | 乳幼児期の神経症性障害とその治療 | 本城秀次 | ||
2. | 学童期の神経症性障害とその治療 | 本田秀夫 | ||
3. | 思春期の神経症性障害とその治療 | 小川豊昭 | ||
4. | 中年期の神経症性障害とその治療 | 市川かおり,天野直二 | ||
5. | 初老期・老年期の神経症性障碍とその治療 | 小林聡幸 | ||
事項索引 |