スモールステップで学ぶソーシャルワーク実習
〜テキスト&ワークブック〜
本書はソーシャルワーカーを目指す学生が実習に臨むうえで必要なことについて学習するためのものです。
45の章から成り、スモールステップで着実に学べます。易しい講義を聴くような噛み砕いた文体で書かれた、ソーシャルワーク実習テキストです。また、ワークブックの機能も備えているため、ワークに取り組み、書き込むことで自身にとって最適なオリジナルのテキストになります。指導者にとっても実習生にとっても使いやすい工夫が満載の一冊です。本書は主に社会福祉士、精神保健福祉士をめざす人を対象としていますが、相談援助に関係する介護や保育の領域の方でも多くの部分(章)が活用できるようになっています。
篠原拓也,
松本喜一 編
篠原拓也,
松本喜一,
大橋雅啓,
芳賀恭司,
前田佳宏,
西野勇人 著
定価 2,640 円(本体2,400円 + 税) B5判 並製 208頁
ISBN978-4-7911-1092-6〔2022〕
Contents
第 1 章 実習の目的
第 2 章 ソーシャルワーカーと社会福祉士/精神保健福祉士
第 3 章 ソーシャルワーカーの価値と倫理
第 4 章 情報管理(電子記録、SNS、LINE などの通信アプリ)
第 5 章 実習に関するマナー① 挨拶/言葉づかい/服装
第 6 章 実習に関するマナー② 電話/メール
第 7 章 差別意識、権力、認知の歪みを自覚する
第 8 章 主体性とコミュニケーション能力
第 9 章 実習におけるスーパービジョン
第 10 章 実習中に起こる問題① ハラスメント
第 11 章 実習中に起こる問題② 悩みやジレンマ
第 12 章 実習記録の前に① 正確かつ誠実な表現
第 13 章 実習記録の前に② ソーシャルワーカーの語彙
第 14 章 実習記録の目的と書き方(SOAP/バイオ・サイコ・ソーシャル)
第 15 章 見学実習の意義と準備
第 16 章 見学実習のふりかえり
第 17 章 実習先の理解① 事前学習の方法
第 18 章 実習先の理解② 「現場」の概念整理
第 19 章 実習先の理解③ 法人マップを描く
第 20 章 実習先の理解④ 歴史と理念
第 21 章 実習先の理解⑤ 組織・専門職・利用者
第 22 章 実習先の理解⑥ 地域と社会資源
第 23 章 実習プログラム
第 24 章 提出書類の確認
第 25 章 個人票の作成
第 26 章 実習計画書① 実習計画書の意義と作成
第 27 章 実習計画書② 実習計画書の確認と修正
第 28 章 事前訪問① 事前訪問で確認しておくこと
第 29 章 事前訪問② 事前訪問のふりかえり
第 30 章 実習前の最終チェックと実習後のお礼状
第 31 章 事後学習① 印象的な体験と感情を説明する
第 32 章 事後学習② 実習計画書に照らした達成と課題
第 33 章 事後学習③ 実習評価表を用いたふりかえり
第 34 章 事後学習④ 課題の抽出と学習
第 35 章 成果報告① 実習成果を報告する意義と注意点
第 36 章 成果報告② 報告で話す話題を挙げる
第 37 章 成果報告③ 報告の流れを組み立てる
第 38 章 成果報告④ 目的と内容の整合性
第 39 章 成果報告⑤ 専門的な視点と語彙で言語化する
第 40 章 成果報告⑥ スライドのラフスケッチを描く
第 41 章 成果報告⑦ 報告資料の作成とデザイン面の注意
第 42 章 成果報告⑧ スライドの最終調整とリハーサル
第 43 章 成果報告⑨ 発表当日の動きと反省
第 44 章 成果報告⑩ 実習レポートの作成
第 45 章 これから現場で働くにあたって
虎の巻
付録1 実習指導ワークシート
付録2 厚生労働省「教育に含むべき事項」対応表
付録3 社会福祉士の倫理綱領
付録4 精神保健福祉士の倫理綱領
関連書