精神科リハビリテーション:スキルアップのための11講
見慣れているやり方を手放すと見えてくるものがある:るえか式デイケア・リハビリテーション
千葉県流山市で、地域に根差した精神科医療に長年尽力する著者が、豊富な経験に裏打ちされた理論的・実践的視点から精神科リハビリテーションを説く一冊。著者のクリニックやデイケアで実際に行っているプログラム、事例を数多く紹介し、患者の人生と生活に寄り添うケアの在り方、新規患者のデイケア参加と継続のためのコツ、ピアサポートの重要性、地域との連携・交流や自立〜就労支援のアイデアなどを伝授。一人ひとりに笑顔が“かえる”ことを目指す著者の「るえか式」多機能型精神科医療を学ぶことは、これから地域精神科医療に着手しようと志す医療者、現実に精神科リハビリテーションに関わる医療者、援助職に必ずや福音をもたらすであろう。
肥田裕久 著
定価 3,850 円(本体3,500円 + 税) A5判 並製 312頁
ISBN978-4-7911-0992-0〔2018〕
Contents
第 1 講 「集まる」ことの意義 〜集団であるメリット〜
第 2 講 リハビリテーションの構造 〜視える構造・視えない構造〜
第 3 講 現在のリハビリテーションのウソとホントと裏と表
第 4 講 ヒジョーシキ・デイケア 理論編
第 5 講 ヒジョーシキ・デイケア プログラム編
第 6 講 ジッセン的アプローチ るえか式心理教育とSST
第 7 講 ヒジョーシキ・デイケア 特に「就労」「恋愛・結婚・出産」について
第 8 講 プログラムのスッキリ・スキル
第 9 講 スタッフが知っておいたら少しは役立つこと
第 10 講 Hope, Dreams and more…….
第 11 講 多機能垂直統合型精神科診療所でのリハビリテーション
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