複雑性PTSD
生き残ることから生き抜くことへ
複雑性PTSDからの回復は「逆風の中を突き進んでいくような、でこぼこした長い道のり」であるという。心理療法士で自身も複雑性PTSDの当事者である著者が、トラウマを持つ多くの人たちを支え、長く苦しい道のりから回復へと導いた30年以上にわたる経験を綴った。
本書では、親からの虐待やネグレクトなどの長期的なストレスの積み重ねによる心のダメージを癒すための実用的なアプローチとして、認知の癒し、感情の癒し、マインドフルネスなど、多種多様なセラピーを紹介。また、様々な回復の問題に対処し、自助努力による癒しをサポートするツールボックスを多数掲載した。
複雑性PTSDの苦しみを和らげ、心穏やかに過ごす方法を学ぶ一冊。
ピート・ウォーカー 著
牧野有可里、
池島良子 訳
定価 3,960 円(本体3,600円 + 税) A5判 並製 372頁
ISBN978-4-7911-1113-8〔2023〕
Contents
第1部 回復についての概要
第1章 複雑性PTSDからの回復の旅
第2章 回復のレベル
第3章 人間関係の改善
第4章 回復への歩み
第2部 回復のポイント
第5章 もし私が殴られていなかったら?
第6章 私のトラウマのタイプは?
第7章 トラウマに基づく共依存からの回復
第8章 感情のフラッシュバックへの対処
第9章 内なる批判家を小さくする
第10章 外向きの批判家を小さくする
第11章 悲嘆
第12章 地図:見捨てられ抑うつへの対処
第13章 見捨てられメランジを癒すための関係性のアプローチ
第14章 許し:自己から始める
第15章 読書療法と本のコミュニティ
第16章 自助のためのツール
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