家族が知りたい摂食症(摂食障害)のQ&A 115
〜家族教室の質疑応答から学ぶ支援のコツ〜
摂食症(摂食障害)の治療や支援において、家族の果たす役割は非常に大きいといわれています。
本書では、摂食症の家族教室(家族会)での家族の声に応え、家族が疑問に思っている点をQ&A形式でわかりやすく解説しました。家族教室「虹の会」で実際に話し合われた300を超える質問の中から、115の質問を厳選しました。そして、多岐にわたる質問をカテゴリー別に分類し、知りたい情報にアクセスしやすい工夫をしました。
基本的な知識を得られる質問もあれば、もっと踏み込んだ、家族の事例として具体的に困ったことを相談している質問もあります。そのような相談については、さまざまな角度からその場で回答したライブ感あふれるものになっています。幼い子や思春期の子、成人した30歳近い子どもなど、幅広い年代の子を持つ親たちの道しるべになる一冊です。
家族のほか、学校や医療現場などで支援にあたっている方々にも、役立つ内容です。
高宮静男 著
定価 1,980 円(本体1,800円 + 税) 四六判 並製 320頁
ISBN978-4-7911-1147-3〔2024〕
Contents
序章 家族教室(虹の会)の変遷
第1章 家族教室Q&A
カテゴリー1 食行動症と摂食症(摂食障害)に関する知識と理解
カテゴリー2 本人の症状、感情、行動、状況に関した対応、声かけ
カテゴリー3 周辺症状への対策
カテゴリー4 もともとの人となり
カテゴリー5 感情表現・自己表現への対策
カテゴリー6 不安への対策
カテゴリー7 合併症・併発症への対策
カテゴリー8 攻撃性ヘの対策
カテゴリー9 習癖に関する対策
カテゴリー10 自傷、過量服薬、万引き、自殺念慮への対策
カテゴリー11 後遺症の有無と対策
カテゴリー12 生活習慣の変化への対策
カテゴリー13 学校復帰、社会復帰、進路、ひきこもり、自立への対策
カテゴリー14 家族関係の改善に向けての対策
カテゴリー15 早期発見・対応、治療
カテゴリー16 心理療法、栄養療法、栄養相談、薬物療法、入院、治癒、支援センター
第2章 なでしこ便り ―家族教室「虹の会」の活動から―
第3章 神経性やせ症の子どもを持つ母親の心理的変化過程
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