弁証法的行動療法 実践トレーニングブック 増補改訂 第2版
自分の感情とよりうまくつきあってゆくために
実用的でわかりやすいと評判だった第1版がさらにパワーアップ。
弁証法的行動療法(DBT)は、激しい感情を抱えて苦悩する人々を援助するために開発された治療法である。特に境界性パーソナリティ障害を持つ人たちに有効である。従来の解説書はどれも非常に難解で読みづらい。この難解な治療法をきわめてわかりやすく、実践的に解説した本書の第1版には「なぜこんなにわかりやすいのだろう。早くこの本にたどり着いていればよかった」などの多くのコメントが寄せられた。その増補改訂版となる本書では、自分の感情や周囲の環境とうまくつきあっていくためのDBTの4つの主要スキル(苦悩耐性・マインドフルネス・感情調整・対人関係)に新たなテクニックが加わり、また、困難な状況においてもスキルを思い出せるようリハーサルするための章も加わった。多くの具体例と、第1版のわかりやすさと実用性はそのままに、耐えがたい感情に苦しむ人々がより生きやすい人生を手に入れるための方法を学べる実践的なワークブックとなっている。
マシュー・マッケイ、
ジェフリー・C・ウッド、
ジェフリー・ブラントリー 著
遊佐安一郎 訳
定価 3,960 円(本体3,600円 + 税) A5判 並製 504頁
ISBN978-4-7911-1157-2〔2025〕
Contents
第2版への緒言
本書をお読みになる方へ
弁証法的行動療法(DBT)とDBTスキル訓練について
序 章 弁証法的行動療法とはどのような治療法か
第1章 苦悩耐性スキル:基礎編
第3章 苦悩耐性スキルのさらなる探究
第4章 マインドフルネス・スキル:基礎編
第5章 マインドフルネス・スキル:上級編
第6章 マインドフルネスのさらなる探究
第7章 感情調節スキル:基礎編
第8章 感情調節スキル:上級編
第9章 対人関係スキル:基礎編
第10章 対人関係スキル:上級編
第11章 曝露に基づく認知的リハーサル
第12章 スキルの実践にあたって
文 献
索 引
第2版 訳者あとがき
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