弁証法的行動療法(DBT)の上手な使い方
状況に合わせた効果的な臨床適用
弁証法的行動療法(DBT)は境界性パーソナリティ障害を持つ自殺傾向の高い人々の治療法として開発され、その効果が実証された認知行動療法(CBT)の1つである。本書はCBT・DBTの基礎知識を有する読者を対象とし、様々な治療環境や患者集団においてDBTを実施する方法、原法を最大限に守りながら改変・応用する方法を紹介する。クライエントが「生きる価値のある人生」を構築する援助として、本書のツールや戦略を活用していただきたい。
リンダ・A・ディメフ、
ケリー・コーナー 編者
前書き:マーシャ・リネハン
遊佐安一郎 訳
定価 3,850 円(本体3,500円 + 税) A5判 並製 312頁
ISBN978-4-7911-0881-7〔2014〕
Contents
第1章 弁証法的行動療法の概観
第2章 標準モデルか改変法か? 「忠実に守ること(フィデリティ)」の重要性
第3章 外来における標準的な弁証法的行動療法の実施
第4章 入院病棟における弁証法的行動療法
第5章 境界性パーソナリティ障害と物質依存障害を持つ人のためのDBT
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