弁証法的行動療法 実践トレーニングブック
自分の感情とよりうまくつきあってゆくために
弁証法的行動療法(DBT)は、自分でうまく制御できない、激しくつらい感情を抱えて苦悩する人々を援助するために開発された治療法で、特に境界性パーソナリティ障害を持つ人に有効です。DBTは、非常に効果的な治療法であり、これについて書かれた本は、沢山あります。ただ、非常に難解で読みづらい解説書がほとんどです。なぜこんなにわかりやすいんだろう、早くこの本にたどり着いていればどんなによかっただろうか、などの多くのコメントが寄せられている本書は、この難解な治療法をきわめてわかりやすく、実践的に解説しています。特に、自分の感情や周囲の環境とよりうまく付き合ってゆくためのDBTの4つの主要スキル(苦悩耐性・マインドフルネス・感情調整・対人関係)を自ら段階的に習得できるように、多くの具体例や練習を工夫して取り入れています。
耐え難い感情に苦しんでいるすべての人にとって、本書は感情をうまくコントロールするための実践ワークブックです。
M.マッケイ、
J.C.ウッド、
J.ブラントリー 著
遊佐安一郎、
荒井まゆみ 訳
定価 3,630 円(本体3,300円 + 税) A5判 並製 436頁
ISBN978-4-7911-0774-2〔2011〕
Contents
序章 弁証法的行動療法とはどのような治療法か
第1章 苦悩耐性スキル:基礎編
第2章 苦悩耐性スキル:上級編 ―その瞬間を改善する―
第3章 マインドフルネス・スキル:基礎編
第4章 マインドフルネス・スキル:上級編
第5章 マインドフルネスのさらなる探求
第6章 感情調節スキル:基礎編
第7章 感情調節スキル:上級編
第8章 対人関係スキル:基礎編
第9章 対人関係スキル:上級編
終章 スキルの実践にあたって
関連書