認知療法実践ガイド:困難事例編
続ジュディス・ベックの認知療法テキスト
徹頭徹尾「現場の人」であるジュディス・ベックが自らの経験をもとに、標準的な理論と技法だけでは対応しきれない多くの困難例への具体的な対応を平易な文章で解説する。著者の前書
『認知行動療法実践ガイド:基礎から応用まで 第2版』(当社刊)は、世界各国語に訳されていて、現場で認知療法を実践する治療者が必ずよむべきテキストとして高く評価されているが、本書も単に「困難事例」を対象とするというよりは、認知療法を幅広く効果的に適用するための実に創造的かつ実践的なテキストとなっている。
ジュディス・S・ベック著 伊藤絵美、佐藤美奈子訳
定価
4,950 円(本体4,500円 + 税) A5判 並製 552頁
ISBN978-4-7911-0644-8〔2007〕
Contents
第1章 治療中に生じる諸問題を同定する
第2章 困難事例を概念化する
第3章 パーソナリティ障害の患者との治療における困難
第4章 治療同盟を形成し,活用する
第5章 治療同盟に関わる問題:事例紹介
第6章 セラピストが患者に対して 非機能的に反応してしまう場合
第7章 目標設定における困難
第8章 セッションの構造化における困難
第9章 問題解決とホームワークにおける困難
第10章 認知を同定するにあたっての困難
第11章 自動思考とそれに伴うイメージを修正するにあたっての困難
第12章 思い込みを修正するにあたっての困難
第13章 中核信念を修正するにあたっての困難
関連書