境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ
家族、友人、パートナーのための実践的アドバイス
周りの人を絶望的にさせる不可解な行動をとる人たち境界性パーソナリティ障害(BPD)を持つ人は、衝動的で予測不可能な行動をとる。周りの人に恐怖を与え、自分自身に対して破壊的である。混乱した状態で、危機から危機へと迷走する。周りの人は我慢の限界に達する。
ではなぜ、周りの人は逃げ出して、関係をおしまいにしないのか?
本書は、BPDをもつ人が体験している世界を、専門知識のない読者にも分かりやすくていねいに説明する。この世界を理解することが、暗闇から抜けでる第一歩となる。
本書は、弁証法的認知行動療法(DBT)の治療理論に基づいて、BPDをもつ人と離れずにうまくやっていくうえで必要な知識と技法を提示する。この技法を学ぶことで、BPDをもつ人の周りの家族や友人やパートナーは、暗闇の混乱からぬけだし、希望の光を見つけ、互いの関係を破たんさせずに受容的な姿勢でかかわりつづけることができるようになる。またBPDをもつ人の苦しみを和らげ、BPDをもつ人との間の人間関係を破壊的なものから良好なものへと変化させることができる。
シャーリ・Y・マニング 著
荒井秀樹 監訳
黒澤麻美 訳
定価 2,860 円(本体2,600円 + 税) 四六判 並製 488頁
ISBN978-4-7911-0871-8〔2014〕
Contents
第Ⅰ部 あなたの愛する人と二人の関係を理解する
第Ⅱ部 境界性パーソナリティ障害の多くの顔
第Ⅲ部 危機への対応と援助の求め方
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