月刊

精神科治療学 第05巻10号

1990年10月

• 分裂病の発病前および発病後の行動特徴‐その治療における意義‐
  岡崎祐士

• 非定型精神病者の性格‐緊張病親和型性格を中心として‐
  市橋秀夫

• 境界例と性格病理
  皆川邦直

• 嗜癖者の人格と回復
  斎藤学

• 挿和性緊張病の1症例‐病前性格の臨床的意義について‐
  高岡健　高橋隆夫　稲田隆司　他

• 性格に対する生物学的アプローチ‐各種心理テストと血小板MA0活性、Fmθ出現との関係‐
  中村純　向笠広和

• 麻痺性発作を初発症状とし、重篤な記憶障害を呈した進行麻痺の1例
  熊倉徹雄

• 南島のシャマニズムと精神医学との間に立ち現れてくるもの‐風土的治療文化諭への一試み‐
  下地明友　仲俣明夫　村上良慈　他

• 炭酸リチウムにより播種状紅斑丘疹型薬疹を生じた1例
  吉村玲児　寺尾岳　安松信嘉　他

〔治療覚書〕

• 生活臨床のその後
  臺弘

〔ケースカンファランス〕

• 「強迫症状」を持つ分裂病‐死と再生の病理‐
  羽根晃　鈴木國文　村上靖彦

〔解説　臨床データの取りかたと扱いかた：11〕

• 多変量解析という考え方
  三宅由子

〔卒後教育　精神医学論文の書き方　5〕

• 実際の書き方　3
  山口成良

〔卒後教育　精神科医が遭遇しやすい身体疾患　4〕

• 膠原病
  藤田拓男

〔卒後教育　判例にみる精神科医療過誤　10〕

• 措置入院患者の院外作業療法実施中の殺人
  深谷翼

〔海外文献ジャーナルクラブ〕

• 発達の障害とてんかんの診断を有する患者での抗てんかん薬の中止
  栗田広