月刊

精神科治療学 第12巻07号

1997年07月

• 特集にあたって
  樋口輝彦

• Comorbidityとは何か
  吉松和哉

• 臨床精神病理学的観点からみたComorbidity概念の意義と問題点
  坂元 薫

• DSM-Ⅲ，Ⅳとcomorbidity‐多軸診断・重複診断の観点を含めて‐
  塩入俊樹　染矢俊幸　高橋三郎

• 精神分裂病と感情障害のcomorbidityは成り立つか？
  中島茂雄　永田俊彦

• 感情障害・パニック障害・強迫性障害‐生物学的にみたcomorbidityの意味‐
  大嶋明彦　樋口輝彦

• 摂食障害とパーソナリティ障害
  切池信夫　松永寿人

• 精神科薬物治療における多剤併用の実態調査‐精神分裂病治療の併用投与を中心として‐
  川上富美郎　中嶋照夫　小山司　他

• 冠攣縮性狭心症とパニック障害を伴う1例
  高田知二　磯村陽子　高岡　健　他

• 「目が落ちる」と訴えた分裂病者‐神経遮断薬による眼球「下転」発作の1例‐
  小林聡幸

• 急性ジストニア回復後にも微熱と血圧上昇が持続した1症例‐悪性症候群および類似・関連病態をめぐって‐
  秋元勇治

• 乗物酔い防止剤（トラベルミン(R)）大量服用による急性中毒
  横山尚洋　今坂康志

• インターフェロン治療終了後も精神症状が遷延したC型慢性肝炎の1例
  土屋潔　牧雄司　三浦淳　他

• 熊本県立こころの医療センターにおける触法精神障害者の治療‐公立精神科病院の役割と関連して‐
  花輪昭太郎　濱本純一　後藤文正　他

〔ケースカンファランス〕

• ある慢性分裂病患者との関わりと困難
  川崖拓史　鈴木國文　村上靖彦

〔てんかん治療の覚書(７)〕

• 重積状態再考
  久郷敏明

• 自殺手段の法的規制の効果について
  高橋祥友
• 身体疾患関連ストレスと精神健康
  福西勇夫
• SPECTによる受容体の検討
  井上登美夫　徳永真理

• 《トピックス》Benzodiazepinesの副作用・相互作用‐最近の報告‐
  小滝一　鹿志村淳子　伊賀立二

• 《分裂病，躁うつ病の分子生物学》Dynamic mutationと精神医学領域の遺伝学
  服部栄治