月刊

精神科治療学 第12巻09号

1997年09月

【特集】 多重人格をめぐって　(I)

• 特集にあたって
  山口直彦

• 「多重人格」の歴史的・文献的考察
  関根義夫

• 解離性同一性障害の成因‐隔離と心的外傷‐
  安克昌

• 多重人格と家族機能
  斎藤学

• スプリッティングと多重人格
  岡野憲一郎

• 多重人格の治療戦略‐多重人格の催眠療法‐
  高石昇

• 多重人格の長期予後
  金田弘幸

• 〈座談会〉わが国における多重人格‐その病理と治療‐
  山口直彦　安克昌　市橋秀夫　江口重幸　中安信夫

【研究報告】

• Mental Adjustment to Cancer（MAC）scale日本語版の信頼性・妥当性の検討
  明智龍男　久賀谷亮　岡村仁　他

• 脳挫傷受傷後約18年を経て発症した複雑部分発作重積症の1例
  池田正国　斎藤浩　倉本恭成　他

【Drugs】

• 治療抵抗性精神分裂病の薬物療法へのRisperidone導入による抗精神病薬減量の試み
  林直樹

【Letters to the editor】

• アルコール幻覚症について：幸地論文との比較
  吉田優　加藤秀明　高岡健

【連載】

〔ケースカンファランス〕

• 境界性人格障害患者の初期治療について
  松波聖治　皆川邦直

〔新シリーズ こころの病と遺伝（その１）〕

• 精神疾患は遺伝病か？：その１：氏か育ちか
  佐々木司　南光進一郎

〔新シリーズ 統計的方法を用いた論文を読む（１）〕

• シリーズ開始にあたって
  三宅由子　中井里史

〔てんかん治療の覚書(９)〕

• 就労と結婚問題
  久郷敏明

〔図説EEG〕

• 剤形変更によりphenytoin中毒をきたしたてんかんの1例
  松浦雅人

〔最新情報〕

• 痴呆を来す新しい病気
  池田研二
• アルツハイマーと血管障害
  秋山治彦

〔精神科医のためのくすりの時間〕

• 《トピックス》抗パーキンソン病薬の副作用・相互作用‐最近の報告‐
  小滝 一　福田直子　伊賀立二

〔海外文献ジャーナルクラブ〕

• 《解離性同一性障害》多重人格性障害の臨床症状‐最近100例のレビュー‐
  細澤仁　胡桃澤伸　安克昌