月刊

精神科治療学 第15巻12号

2000年12月

• 文化と精神障害―現代の文化変容と社会変動が精神障害に及ぼした影響
  小田晋

• 内的価値の崩壊と結果主義はどのように精神発達に影響しているか
  市橋秀夫

• 家族システムの変容と境界人格障害
  小此木啓吾

• 家族システムの病理から見た社会・文化的価値観の変化
  狩野力八郎

• 情報化社会とひきこもり
  藤山直樹

• 現代日本の犯罪と現代社会：「自己確認型」犯罪
  影山任佐

• 少年非行の変化
  妹尾栄一

• 三浦四郎衛

• 若年周期精神病に対するバルプロ酸の単剤治療効果
  岡田俊　扇谷明

• Haloperidol投与中，donepezilの併用によって錐体外路症状の著明な増悪を認めたアルツハイマー型痴呆患者の一例
  引地充　修多羅正道

〔ケースカンファランス〕

• 治療経過中に長期間保護室を使用するようになった，男性触法患者の症例
  藤井千太　保坂卓昭　中元幸治　他

〔私の治療法―強迫性障害(6)―〕

• 強迫症状を呈する疾患を考える
  太田有光

• St. John’s Wortと向精神薬の相互作用‐最近の報告
  小瀧一　福田直子　伊賀立二

• 向精神薬の等価換算
  融道男

• 基底症状概念―分裂病早期発見の観点からみた歴史的側面
  針間博彦