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月刊

精神科治療学 第21巻06号

2006年06月

《今月の特集:精神科医に必要な睡眠時無呼吸症候群(SAS)の基礎知識 I》
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は,その診断が見逃された場合,職業によっては大きな問題を引き起こす可能性があり,一般社会の関心が高まっている。SAS の治療は耳鼻科や歯科などとの連携が必要な場合が多いが,本特集では一般精神科医に最低限必要なSASの知識が得られるように組まれた。


【特集】 精神科医に必要な睡眠時無呼吸症候群(SAS)の基礎知識 I

  • 特集にあたって
    兼本浩祐
  • 広がる睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療
    塩見利明
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の臨床と疫学
    榊原博樹
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の病態と診断―精神科医にこれだけは知っておいてほしいこと―
    佐藤 誠
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)が見過ごされやすい精神疾患―精神科医はどういう時にSASを疑うべきか―
    井上雄一
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)を悪化させる向精神薬―どうしても向精神薬を使用しなければならない場合の優先順位―
    吉田 祥,神林 崇,江村成就
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)と循環器疾患
    阪野勝久
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)と神経疾患―遂行機能への影響を中心に―
    宮本雅之,平田幸一,宮本智之
【研究報告】

  • 個別対応を重視した「障害改善プログラム」によって職場復帰を果たした統合失調症の一例
    浅野智子,白潟光男,丹羽真一
【臨床経験】

  • Olanzapine の追加投与が有効であった退行期うつ病の2例
    人見佳枝
  • 軽度意識障害を呈し,検査上の高 Cl 血症により診断された慢性ブロムワレリル尿素中毒の1例
    土田和生,西井保行
  • 躁病エピソードから緊張病性昏迷に至り修正型電気けいれん療法が有用だった軽度精神遅滞の一例
    高野毅久,鈴木一正,粟田主一  他
【Letters to the editor】

  • 精神科薬物療法と薬の開発
    久保田正春
【カレント・トピックス】

  • 新しい障害者自立支援法について―その3:精神保健福祉法の改正について―
    伊藤哲寛
【連載】
〔体験を聴き,症候を読む〕第3回
 第Ⅰ部 症候を読み取る:心的体験から精神症候へ―精神科臨床を始める人のために―

  • 第2章 精神科臨床診断のための基礎情報
    中安信夫
〔症例報告の上手な書き方〕第3回

  • 症例報告の構成を立てよう:その1
    仙波純一
〔精神科治療:私の小工夫〕

  • 自傷行為の処置―精神科医による「手当て」という小精神療法―
    原田研一
新連載〔向精神薬―リスク&ベネフィット―〕

  • ≪比較対照試験≫非定型抗精神病薬相互の効果の比較:NIMH主催のCATIEの最終報告―Olanzapineは他の抗精神病薬よりも優れているか?―
    仙波純一
  • ≪副作用≫非定型抗精神病薬を服用していた母親を対象とした前向き研究からは,子どもの大奇形との関連は否定的である
    仙波純一
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