月刊
精神科治療学 第21巻08号
2006年08月
《今月の特集:攻撃性と衝動性の評価と治療 I》
いわゆる「キレる」若者が社会的関心を惹いて久しいが,精神科臨床において,攻撃性と衝動性が重要な概念であることは論を待たない。精神疾患患者の攻撃性と衝動性に適切に対応するために,本特集ではその発生の仕組み,臨床的な危険性の評価,そして具体的な対処方法について詳しく取り上げた。
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- 特集にあたって
仙波純一
- 衝動性の神経科学的基盤
志々田一宏,岡本泰昌
- 攻撃性の前駆症状としての焦燥―焦燥の評価―
仙波純一
- 攻撃性と司法精神医学―攻撃性の評価―
吉川和男
- 自殺への衝動性の評価
橋本 聡,武井宣之,橋本加代 他
- 精神科病院における攻撃と暴力に関する予測と対処―精神科看護師の臨床経験の観点から―
岡田 実
- 攻撃性と衝動性の精神療法
藤岡淳子
- 精神科救急における攻撃性―統合失調症と人格障害を中心に―
佐々木龍一
- 攻撃性の高い統合失調症のケースマネジメント
野口博文,小松容子,久永文恵
- Olanzapine による無顆粒球症が疑われた1症例
山本暢朋,岩崎弘一,織田辰郎
- 統合失調症患者の援助における工夫―変化ステージモデルを適用した援助のあり方の提案―
臼井卓士,臼井みどり
- 顔面の接触皮膚炎患者に対する精神医学的危機介入
境 玲子,塩崎一昌,大西秀樹 他
- 勤労者の実態に向けて―総合病院精神科外来受診者の実態調査より―
三澤 仁,加藤 温
- 統合失調症患者と歯科診療―第2報 抗精神病薬の副作用の影響および本症患者に特有の現象について―
中村広一
〔体験を聴き,症候を読む〕第5回
第Ⅱ部 症候を読み解く:精神症候から病態心理へ―精神症候学の方法についての覚書―
- 第1章 症候の進展と後退(その1)―症候は形を変える―
中安信夫
〔症例報告の上手な書き方〕第5回
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