月刊
精神科治療学 第22巻01号
2007年01月
《今月の特集:今日の仕事・職場への精神科医の関わり I》
勤労者の仕事内容や職場環境は,社会情勢と関係して 大きく変化している。本特集は,「仕事・職場の問題は 精神疾患にどのような影響を与えているか?」 「精神疾患は仕事・職場にどのような影響を与えて いるか?」という,従来あまり検討されていない問題に 重点を置いて組まれた。日ごろ多くの勤労者を診療 している精神科医の臨床に示唆や指針を与える特集。
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- 「精神科治療学」をどのような雑誌にしたいか―編集委員からのメッセージ―
【特集】 今日の仕事・職場への精神科医の関わり I
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- 特集にあたって
堀川直史
- 職場におけるストレスの評価と精神疾患の理解
中村 純,坂田深一
- 仕事・職場の問題が自殺に与える影響とそのマネジメントについて
張 賢徳
- 職場における暴力およびハラスメント被害者への対応―職場との連携の重要性―
堀川直史
- 労災と精神疾患の関係
桂川修一
- 消防士,警察官,自衛官,海上保安官のストレスと精神科治療マネジメント
山本泰輔,野村総一郎
- 職場ストレスが精神疾患に与える影響―大学病院に勤務する臨床教官のストレスに焦点をあてて―
佐野信也
- 教師のメンタルヘルス
真金薫子,中島一憲
- 職種に関する精神医学的問題:IT 産業
谷 将之,上島国利
- 外国人労働者における精神障害―日系ブラジル人労働者にみられる職場の問題と異文化ストレス―
大塚公一郎,近藤 州
- 精神に関わる労災認定の考え方と実際上の問題点
原田憲一
- 学校災害がもたらす心的影響―「外因性ボーダーライン状況」における介入―
丸岡隆之
- トリプタン製剤の著効した menstrual migraine の1例
小野陽一,西井保行,黒田重利
- 市販薬ドリエルR(diphenhydramine hydrochloride)の大量服薬で錯乱状態を呈し,入院となった1例
平田祐子,針間博彦,分島 徹 他
〔オピニオン〕
〔体験を聴き,症候を読む〕第10回
第Ⅱ部 症候を読み解く:精神症候から病態心理へ―精神症候学の方法についての覚書―
- 第4章 対象化の障害という視点(その1)―症候はときには穿って診るものである―
中安信夫
〔症例報告の上手な書き方〕第10回(最終回)
- 専門医・認定医申請のための症例報告の書き方
仙波純一
〔ケースカンファランス〕
- 青年期の神経症における面接終結
河本 勝,守屋直樹,皆川邦直
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