月刊
精神科治療学 第22巻03号
2007年03月
《今月の特集:いま「解離の臨床」を考える I》
近年,ちょっとしたきっかけで出現する一過性の退行や解離現象(“小”解離)を呈する患者が増えている,という臨床現場の印象を踏まえ,特集した。薬物療法的にも精神療法的にも取り扱いの難しい面がある解離現象へのアプローチの一助となる特集。
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- 特集にあたって
兼本浩祐
- 解離と解離性障害―変遷と症候学―
船山道隆,濱田秀伯
- 解離性障害の精神療法
木村宏之
- 今日的な全生活史健忘
大矢 大
- 解離という言葉とその裾野―「リスカ」「OD」「プチ解離」―
兼本浩祐,多羅尾陽子
- 解離と“Imaginary Companion”―成人例について―
大饗広之,浅野久木
- 解離と「霊体験」
千丈雅徳
- サイバースペースと解離
澤 たか子
- 解離と攻撃性
大饗広之
- 離人症と解離
大東祥孝
- 境界人格障害と解離
岡野憲一郎
- 解離をめぐる青年期症例の治療―解離性自傷患者の理解と対応―
松本俊彦
- 老年期の不安・焦燥型うつ病にみられる演技的,退行的行動について
上田 諭,小山恵子,黒田裕子 他
- 統合失調症患者にみられる「逃げ」―「その場性」に基づく理解の試み―
中嶋 聡
- 抗精神病薬によるQT延長のため投薬調整を余儀なくされた統合失調感情障害の一例
吉澤 一,白川 治,竹内克吏 他
- 最近の過量服薬者の傾向について―国立国際医療センターのデータより,5年前のものと比べて―
三澤 仁,加藤 温
〔体験を聴き,症候を読む〕第12回
第Ⅱ部 症候を読み解く:精神症候から病態心理へ―精神症候学の方法についての覚書―
- 第5章 自己保存本能の果たす役割―症候は「自己保存の危機」によっても形作られる―
中安信夫
〔向精神薬―リスク&ベネフィット―〕
- ≪精神腫瘍学≫神経因性疼痛を有するがん患者における抗てんかん薬と三環系抗うつ薬の使用状況
大西秀樹
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