月刊
精神科治療学 第22巻10号
2007年10月
《今月の特集:精神科臨床における性機能の問題 I》
「性」はQOLの重要な構成要素の1つである。近年,性の問題がそれほどタブー視されなくなり,精神科臨床でも取り上げられる機会が増えつつある。前号と今号では,性機能の問題とその対策について,専門的な事項および一般の精神科臨床において必要な事項をまとめた。
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- 特集にあたって
堀川直史
- 精神科一般臨床における性機能不全の診断と治療
石津宏
- 各種性機能不全の専門的な精神科治療
阿部輝夫
- 性機能障害の性差―特に女性性機能障害について―
大川玲子
- うつ病と性機能障害―治療開始前での評価―
高橋一志,石郷岡純
- 統合失調症の人の性にまつわる心理社会的行動
池淵恵美
- てんかんにおける性機能の障害とその対策
伊藤ますみ
- 性欲亢進をきたす精神疾患―器質性精神障害を中心に―
矢﨑健彦,天野直二
- 性器自傷とそれに関係する精神疾患
仲谷誠
- 性同一性障害の患者における性別適合手術後の性機能針
間克己
- Zolpidem に誘発された睡眠関連摂食障害の3例
辻 誠一,倉田健一,藤川徳美
- 月経前に激しい入浴欲求を呈し,epinastine hydrochloride が著効した周期性 ACTH─ADH 放出症候群の1例
片野綱大,川西洋一,日高真,他
- 統合失調症後抑うつ(post-schizophrenic depression)に paroxetine が著効し中止により再燃した一例
長徹二,林竜也,森川将行,他
- 思春期の強迫症状に対して fluvoxamine と olanzapine の併用療法が奏効した1症例
澤田将幸,根來秀樹,大西貴子,他
- マーケティングがエビデンスを作る?―製薬会社と精神科治療―
野口正行
〔オピニオン〕
- わが国の臨床現場をめぐる倫理の昨今―医療全体と精神科―
大西次郎
〔ケースカンファランス by Editors(第8回)〕
- 脳炎か急性精神病か?致死性緊張病と非ヘルペス性辺縁系脳炎の異同をめぐって
深津孝英,前川和範,鈴木國文,天野直二,兼本浩祐
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