月刊
精神科治療学 第23巻08号
2008年08月
《今月の特集:「軽いうつ」「軽い躁」―どう対応するか―II》
うつ病の増加,うつ病の軽症化ということが言われてすでに久しい。この変化には「新たな抗うつ薬の登場」「社会の変化」「精神科臨床場面の変化」そして「文化の変容」など多くの要因が絡んでいると思われる。本特集は,そうした多要因が交錯しながら増加してきたうつ状態の中でも,特に「軽いうつ」と,それと関連して論じられることの多い「軽い躁」とに焦点を当て,その臨床上の意味と対応策を探ろうとする試みである。(「特集にあたって」より)
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【特集】 「軽いうつ」「軽い躁」―どう対応するか―II
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- 抗うつ薬の開発とうつ病臨床の変化
辻 敬一郎,田島 治
- 双極II型の治療―気分安定薬と抗うつ薬―
鈴木枝里子,菅原裕子,坂元 薫
- 「軽いうつ」の治療―初期における精神療法をめぐって―
上田 諭
- 各種うつ病における光療法の治療効果
永山治男
- 軽いうつ状態に対する認知行動療法の適応
鈴木伸一
- 職場との連携―上司,人事担当者,保健師,産業医―
秋山 剛,山岡由実,田島美幸,他
- プライマリケアとうつ
村松公美子,村松芳幸,布施克也 他
- プライマリケアを受診する慢性身体疾患患者のうつ病
堀川直史,大村裕紀子,國保圭介,他
- いわゆる未熟型うつ病について
阿部隆明
- いわゆる「現代型」うつ病にどのように対応するか
松浪克文
- てんかん精神病に対する非定型抗精神病薬の使用状況について―国立精神・神経センター武蔵病院てんかん病棟入院患者における使用状況―
田中 晋,日野慶子,鈴木美穂,他
- パニック発作を呈した潜在性甲状腺機能低下症の1例
渡邊 崇,上田幹人,鮎瀬 武,他
- Dantrolene および抗けいれん薬の効果が乏しくけいれん重積発作を併発した悪性症候群の一症例
中野啓子,日笠 哲,松岡龍雄,他
- レビー小体型認知症にみられる精神症状の分類
長濱康弘,翁 朋子,鈴木則夫,他
〔
精神科医のためのインターネット利用ガイド〕第8回(最終回)
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