月刊
精神科治療学 第23巻09号
2008年09月
《今月の特集:精神科における専門外来の試み―新たな展開とその今日的意義―》
わが国の社会の変化とともに精神医療のニードが高まり,各種専門医制度の確立とも相俟って,精神科専門外来が多数設置されつつある。本特集では,最近の新しい専門外来を担当されている専門家に,関連領域の歴史的背景や興隆を専門外来の存在意義や診療内容とともに紹介いただいた。 本特集が専門外来の必要性を考える一助となれば幸いである。
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【特集】 精神科における専門外来の試み―新たな展開とその今日的意義―
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- 特集にあたって
新井平伊
- 専門外来,セカンドオピニオン外来の動向
臼井千恵,八田耕太郎,新井平伊
- 発達障害外来―学際的チーム・アプローチによるコミュニティケアの拠点として―
本田秀夫
- 早期精神病に対する専門外来―ユースクリニック―
森田桂子,武士清昭,水野雅文
- 摂食障害外来
切池信夫
- ギャンブル依存外来
森山成アキラ(アキラは杉に木)
- 女性外来
加茂登志子
- 性同一性障害外来(ジェンダークリニック)
塚田 攻
- 睡眠障害クリニックの歴史と展望
井上雄一
- 精神腫瘍外来
大西秀樹,西田知未,和田芽衣,他
- 高次脳機能障害外来―過去,現在,そして効率的な運営について―
先崎 章
- 老年期うつ病外来
馬場 元,新井平伊
- もの忘れ外来(精神科)
橋爪敏彦,加田博秀,笠原洋勇
- もの忘れ外来(神経内科)
藤本健一
- Ganser症候群の3例―Ganser症候群の症候論的位置づけについて―
深津孝英,長谷川敬司,兼本浩祐
- 意識変容を反復した結節性硬化症の一例
冨岡保彦,鈴木市郎
- Aripiprazole投与により長期の治療抵抗性双極性気分障害が著効を示した一例
大塚明彦
- 慢性統合失調症患者の「自立」におけるrisperidone内用液(分包品)の心理学的力価
國井泰人,岩﨑 稠
- Risperidoneで誘発された遅発性Tourette症候群がquetiapineへの変更で改善した前頭側頭型認知症の1例
野澤宗央,井関栄三,村山憲男,他
〔向精神薬―リスク&ベネフィット―〕
- 大うつ病におけるaripiprazole付加療法の効果と安全性について―2回目の多施設,二重盲検,無作為,プラセボ使用による研究―
綱島浩一
- Gabapentinはアルコール摂取と渇望を減少させる―プラセボとのランダム二重盲検試験―
菊地千一郎,西嶋康一,久保田文雄,他
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