月刊
精神科治療学 第24巻01号
2009年01月
《今月の特集:改めてうつ病中核群を問う》
うつ病の多様化、軽症うつ病の増加により、本来の「内因性うつ病」の姿が見えにくくなっている。本特集ではうつ病概念の変遷、生物学、精神病理学、クリニックや精神科病院などさまざまな立場からうつ病中核群を考察する。続いてうつ病研究の第一人者たちによる含蓄深い精神医学的思索が展開され、うつ病中核群の諸病像を照射する。
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第5回「精神科治療学賞」選考過程報告/第6回「精神科治療学賞」のお知らせ
- 特集にあたって
仙波純一
- うつ病中核群の概念―生物学的な視点から―
大嶋明彦
- うつ病中核群の概念―精神病理学的視点から―
阿部隆明
- 抗うつ薬の臨床試験における対象患者の問題
辻 敬一郎,田島 治
- 中核群うつ病
市橋秀夫
- 改めてうつ病中核群を問う―うつ病像の変遷と不変性―
井上洋一
- 改めてうつ病中核群を問う
大森健一
- 「うつ病中核群」雑感―10年のクリニック外来経験から―
笠原 嘉
- 内因性うつ病と「今日的」臨床―症状特異性を求めて―
永田俊彦
- 「内因性うつ病」について想い起こすこと
中安信夫
- うつ病の中核群を考える
濱田秀伯
- 内因性うつ病は拡大したか
広瀬徹也
- レジリアンスの視点からみた「典型的」うつ病―自殺の危機を乗り越えて立ち直る人々―
八木剛平,田辺 英,渡邊衡一郎
- 改めて問ううつ病の中核群―生物学的視点から―
安藤幸弘,小澤寛樹
- 改めてうつ病中核群を問う―生物学的な見地から―
上田幹人,尾関祐二,下田和孝
- 生物学的観点からみたうつ病覚書
大森哲郎
- 改めてうつ病中核群を問う―神経内分泌学的視点からみたうつ病中核群―
尾鷲登志美,上島国利
- 身体科からみたうつ病中核群―身体疾患とうつの関連―
佐伯俊成,田妻 進
- 「職場で不適応を起こすうつ病」について―若手精神科医の立場から―
高瀬 真,荒井 稔
- うつ病中核群について―非定型うつ病の視点から―
多田幸司
- 女性のうつ病の視点から―内因性うつ病の生命的体験層の症状学的バリエーションの一つとしての更年期障害―
古城慶子
- DSM-IIIの功罪の視点から「うつ病」の切り分けを再考する
太田敏男
- 睡眠相後退症候群に対するメラトニン治療効果とその臨床背景に関する研究
駒田陽子,井上雄一,海老澤 尚,他
〔精神科治療:私の小工夫〕
- 病識のない慢性統合失調症通院患者に対する短期教育入院の試み
渡部和成
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