強迫性障害(OCD)に“No”を言おう
本人・家族向けのやさしい認知行動療法でハッピーライフを取り返す
強迫性障害(OCD)が生活を脅かすとき、本人や家族はどう対処すべきか。ことに、当事者が子どもだった場合は? 強迫観念や強迫行為はOCDの症状であり、本人は「やめたいが自分ではやめられない」苦しみに苛まれている。
本書はOCDを患う子どもと家族のための実践マニュアルである。本書の認知行動療法プログラムを学び実行することで、子どもは自分の力でOCDに打ち克つテクニックを身につけることができる。各ステップは小さな子どもから思春期の若者にも取り組めるよう工夫されており、家族向け解説では子どもを支えるコツについて明快に、具体的に示す。OCDに邪魔されない、子どもと家族の幸せな人生を取り戻すためのテキスト。
ジョン・S・マーチ、
クリスティーン・M・ベントン 著
宍倉久里江 訳
定価 2,970 円(本体2,700円 + 税) A5判 並製 496頁
ISBN978-4-7911-1090-2〔2022〕
Contents
パートI OCD は性格の問題ではありません ~ご本人とご家族のためのOCD の新しい見方~
第1章 OCD とは何でしょう?
第2章 OCD はどのように見えるものなのでしょうか?
第3章 どうしてOCD は起こるのでしょうか?
第4章 OCD の治療方法とは?
パートII 強迫観念と強迫行為を取り除くための8 つのステップ
強迫観念と強迫行為を取り除くための8 つのステップ
第5章 ステップ1:これはどんな治療法なの?
第6章 ステップ2:OCD に“No”を言いましょう
第7章 ステップ3:OCD 観察マップを作りましょう
第8章 ステップ4:作戦を準備万端にしましょう
第9章 ステップ5:抵抗を開始しましょう
第10章 ステップ6:これからは皆さんがリーダーです
第11章 ステップ7:OCD を完全撤退させましょう
第12 章 ステップ8:OCD を永久追放にしましょう
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