ワーク・エンゲイジメント入門
ワーク・エンゲイジメントは、オランダ・ユトレヒト大学のシャウフェリ(Wilmar B.Schaufeli)教授によって、「バーンアウト」(燃え尽き症候群)の対概念として提唱された。ワーク・エンゲイジメントの高い人は、仕事が好きで、仕事を楽しみ、意欲と活力にあふれ、仕事に積極的に取り組むという特徴を示す。仕事にエンゲイジすることで、人はより生産的になり、そのような従業員を雇うことで、組織にはより大きな利益がもたらされる。本書は、ワーク・エンゲイジメントの本質と作用の仕方を説明し、従業員と組織はそれを高めるために何ができるのかを提案する。事例を参考にしながら、従業員あるいは雇用主として、自らの働き方、職場環境を見直す絶好の機会である。
ウィルマー・B・シャウフェリ、
ピーターナル・ダイクストラ 著
島津明人、
佐藤美奈子 訳
定価 2,090 円(本体1,900円 + 税) 四六判 並製 180頁
ISBN978-4-7911-0825-1〔2012〕
Contents
第1章 ワーク・エンゲイジメント―ワーク・エンゲイジメントとは何か、どのように認識すればよいのか?
第2章 ワーク・エンゲイジメントはどのように作用するのか
第3章 ワーク・エンゲイジメント向上のために従業員にできること
第4章 ワーク・エンゲイジメント向上のために組織にできること
第5章 ポジディブならせん
関連書
ワーク・エンゲイジメント
アーノルド・B・バッカー、マイケル・P・ライター 編
島津明人 総監訳
井上彰臣、大塚泰正、島津明人、種市康太郎 監訳